教育訓練給付制度なら低価格で資格取得も
資格を取得する場合、テキストやスマートフォンの動画授業だけでリーズナブルに独学という手もありますが、やはり専門のスクールに通った方が良いケースもあります。
スクールの場合、資格に関する情報を取得しやすかったり、対策のポイントが絞りやすいのがメリットですが、支払う金額が高くなってしまうというデメリットもあります。
国では、そのような場合に金額負担を軽減する「教育給付金」という制度を設けています。
教育給付金とは?
教育給付金は、働く人たちの能力開発およびキャリア形成をサポートする目的として、国が指定した教育訓練の受講で負担した費用の一部を支給する制度です。この制度を設けることで、雇用の安定を促し、再就職しやすい仕組みを作っています。
また、教育給付金は、「一般教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練給付金」の2つに分かれており、それぞれ支給される金額に違いがあります。
前者の一般教育訓練給付金は2割(ただし2割の相当額が10万円以上であれば10万円が上限)、専門実践教育訓練給付金は、4割相当の金額がキャッシュバックされます。
条件
教育給付金が支給されるには、資格受講開始日時点で雇用保険の支給が3年以上であること、かつ被保険者でないことが条件です。
また、前回の教育訓練給付金の受給から今回受講開始日前までに3年以上が経っていることも条件として挙げられています。
詳しくは、厚生労働省・教育給付金のページで確認しておきましょう。
申請方法
一般教育訓練給付金も専門実践教育訓練給付金も、申請した受講者本人が、居住地の管轄するハローワークにて申請する形となります。
これからのことを見据えて高偏差値の資格取得に向けてスタートを
「資格」を持っていると仕事で活躍できたり、独立や昇進できたり、と多くのメリットが得られます。
特に一級建築士や不動産鑑定士といった、いわゆる「高偏差値=難易度が高い」とされる資格は、これからの日本の社会においても大いに活躍が見込めます。
ただし、資格を本格的に取得するには、これからのことを見極めることも大切です。受講のコストがかかる資格もありますが、そのときには教育給付金も活用しながら、資格を取得に努めると良いでしょう。
参考
資格取得のメリット – 難易度や取得方法など役立つ情報を一覧で紹介 資格の取り方
就活・就職に資格は必要なのか~経験から語る就活における資格事情~ | レクミー
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