学費が安い大学へ進学するには?学費相場や安くおさえる方法を解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

学費を安くおさえる方法

学費の安い私立大学でも初年度納入金が約90万円かかることが分かりました。では、これらの学費を安くおさえる方法はないのでしょうか?

奨学金制度を利用する

学費自体が安くなるわけではありませんが、大学へ進学する際に利用できる奨学金があります。最も有名なのは独立行政法人日本学生支援機構の奨学金です。これ以外にも、学業成績と家計状況の基準を満たしていることで利用できる大学独自の奨学金や、地方自治体、民間の企業や団体で奨学金制度を設けているところもあります。

日本学生支援機構の「大学・地方公共団体等が行う奨学金制度」のページから詳しい条件の検索ができます。住んでいる自治体、進学を希望する大学、あるいは専攻したいと思っている学問分野から絞り込んで、利用できる奨学金を探してみてください。

特待生制度を利用する

奨学金とは異なりますが、大学によっては入学金や授業料などが一部または全額免除になる特待生制度を利用するのも、学費をおさえる方法の1つです。大学によって特待生になれる基準はさまざまですが、学業成績や部活動などの課外活動が評価の対象となったり、面接や論文試験が課されるところもあるようです。

志望校にそもそも特待生制度があるかどうか、さらに特待生となるにはどのような審査や基準があるのかを調べた上で利用してみてください。

国の教育ローン

奨学金や特待生などは学業成績や家計状況などの審査基準をクリアしないと利用できないことがあります。奨学金を利用できない場合に検討したいのが、日本政策金融公庫が取り扱っている教育ローンです。

ほかの奨学金との併用も可能なので、「私立大学へ進学したいけど、どうしても学費の工面が大変」という場合は利用を検討してみると良いでしょう。

終わりに

大学の学費は高くなってきていますが、高度な勉学を志す学生であれば利用できる奨学金も数多く存在しています。志望校選びの際に学費と奨学金をチェックしつつ、子供が「ここで勉強したい!」と思える志望校へ進学できるよう応援しましょう。

参考

国公私立大学の授業料等の推移|文部科学省
大学・地方公共団体等が行う奨学金制度|独立行政法人日本学生支援機構
教育一般貸付(国の教育ローン)|日本政策金融公庫
2019年度 私立大学初年度納付金一覧|河合塾Kai-Net

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