1人で授業を受けるメリット
次に、1人で受けるようになってから、具体的にどんなメリットを感じたのかについて書いていきます。
好きなところに座れる
友達といたって、好きなところに座ればいいじゃないか、と思うかもしれません。しかし実際に友達と行動してみると、なかなかそうはいきません。私はなるべく前の方に座りたいのですが、多くの人はなるべく目立たなそうな後ろの方の席を選びたがります。特に部活やサークルのメンバーで群れになっていると、自分1人が前に行きたくてもなかなか言い出しにくいと思います。その点、1人でいれば当たり前ですが好きな席に座れるため、教授の声が聞き取りにくい、モニターが見づらいといったストレスを避けることができます。(ちなみに私が前に座るのは、上述した通り、背水の陣を敷きたいからです。)
私語に巻き込まれずに済む
大教室での講義では、主に後ろの方にノイジーズがいます(ノイジーズというのは私の学科の教授が、いつも授業中に喋っているグループに対してつけたあだ名です)。私はノイジーズになりたくありません。友達に話しかけられて無視できずに仕方なく会話してしまい、自分もうるさいグループの一部になってしまうという事態を、1人で授業を受けていれば避けることができます。
交友関係が広がる
これは盲点だと思います。1人でいるのだから、交友していなさそうに見えますが、私の経験では1人で授業を受けるようになってからの方が交友関係が広がったように感じます。例えば、急きょペアやグループを作ってくださいと授業中に指示されたとき、「ぼっち」同士組むことになるので、群れでいたら知り合えなかったであろう人と話す機会を持てます。また、教授に質問するのも1人なら好きなタイミングで行くことができます。そうやって身軽に過ごすことで、むしろ交友関係の幅を広げることができるのです。
自分の興味がわかる
自分が面白いと思ったことが、友達にはあまり伝わらなかった、という経験は多くの人がしたことがあるのではないでしょうか。大学でも、同じ学部とはいえ興味関心の方向や熱量はさまざまです。私自身、知り合いがいない得体のしれないゼミに入るときは不安もありましたが、正直に自分が一番関心のあるテーマを選択したため、とても満足しています。