スタンフォード大学での1ヶ月!初めての短期留学の準備から帰国まで - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

学習面

リサーチペーパーのテーマは何でも自由だったので、私はアメリカの小学校の学区制と教育格差について調べました。
勉強の内容はとてもハードで、毎日のように出される課題・参考文献読みに気が滅入っていました。毎晩ホールでみんなと一緒に課題に取り組んだり、プレゼンの練習をしたり、当時はかなりきつかったですが、今考えるとやってよかったなということばかりです。日本の授業とはスタイルが全く異なり、ディスカッションや生徒が発信するコンテンツが多かったです。自分から吸収しようという貪欲さが一番大切だなと感じました。

生活面

キャンパスがとにかく広く、飲食店が充実していました。毎食食堂でバイキングを利用できたのですが、同じメニューが続いたので飽きたらみんなでレストランに食べに行ったりもしました。近くにスーパーやドラッグストアもあったので、あまり物には不自由しなかったと思います。

またキャンパス内の施設は利用し放題だったので、ジムやテニスコートを借りて空いている時間にリフレッシュできたのが良かったです。ただ、そのことに気づいたのが現地に到着して1週間後くらいの時だったので、事前に調べていくといいと思います。

留学を通して

様々な文化に触れて、極限まで英語にまみれて、総じて留学は有意義だったと思います。今留学に興味を持っている皆さんも、外国での新しい生活に大きな期待を寄せているのだと思います。けれど、1か月という短い期間で何を身に付けることができるのか。それはみなさんの「意識」次第です。ある程度の自由が保障された海外での暮らしが楽しくないはずはないですが、「楽しかった」以上の収穫を得るためには、自分が留学を通してどうなりたいのかを考えたうえで行動することが大事なのだと思いました。私の場合、前年度の参加者が「寝る暇もないほど課題が大変」と言っているのを聞いて、手を抜くことなく頑張りぬける自分になりたいという目標を立てていました。そして留学後も続く新しい人間関係を築くために、できるだけ色々な人と会話をしようと決めていました。どんなに大変でも手を抜かない精神力や、今も定期的に会う仲間は、留学を通して得た自分の財産です。特に、同じプログラム参加者のみんなはそれぞれにビジネスをやっていたり、新たな地に留学したり…本当に刺激を受けています。

終わりに

留学に行こうと決めたあなた!せっかく安くはない費用をかけて行くのですから、入念な事前準備を行って、有意義な留学にしてください。そして、日本より安全な国はなかなかないので、気を付けて行ってきてくださいね。

この記事をかいた人

椎茸

早稲田大学教育学部3年。 千葉県出身。子どもと英語が大好きで、早稲田大学教育学部英語英文学科に進学。来年度の教育実習にむけて密かに勉強中。趣味は中学から続けているテニスと旅行。