身近な人の話は聞け、でも言うことは聞くな!休学、留学、反対されてばかりの大学生活 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

反対を押し切った休学・留学〜私の場合〜

私は大学在学中、フィリピンとアメリカに1年ずつ留学した。

①休学して留学したフィリピン

大学3年の時、休学し、フィリピンに1年間滞在した。フィリピンに1年間留学したいと親や教師、友達に告げると、賛成する人は少数派で反対する人の方が多かった気がする。親は「なぜフィリピンなんだ」、「フィリピンは危険だ」と言い、大学の教授は「大学を休学してまで行くようなところなのか?」、友達は「フィリピンに行って何が面白いの?」、「帰ってきた後一人で授業に出るの?」とマイナスな意見で、つまり反対ばかり。
反対の意見を言う人は、フィリピンに行ったことがない人ばかりだった。

②大学4年時にアメリカへ交換留学

アメリカに交換留学する際も、反対の意見は沢山あった。母や祖父母までも「一体いつになったら卒業するの?」「就職はどうするの?」と言っていた。友達にも「一体何歳まで学生やっているのか」、「早く卒業したほうがいいよ」と言われた。
それでも留学に行きたかったし、両親にはなぜ留学したいのか、留学することで将来の就職先の幅が広がるかもしれないこと、交換留学ならば学校が留学費用をほぼ負担してくれることから親への負担はそこまで大きくないことなどを説明し、無理矢理納得させた。

ただ、交換留学には大学の教授からの推薦状が必要だったが、大学のGPAが交換留学生のおおよその規定に全然達していないことから教授からは推薦状を書いてもらえなかった。この成績で交換留学生の試験を受けても時間の無駄だと言われた。
交換留学生になるためには教授からの推薦状→公式の英語試験のスコア→英語での面接という選考を通過する必要があったため、必死で大学中の先生10人にお願いをし、1人だけ、書いてくれる先生が見つかった。英語試験のTOEFLのスコアも必死に勉強して取得した。英語の面接に至っては、1日1時間DMMのオンライン英会話で面接練習を行った。そんなこんなで、結果、交換留学生としてアメリカに留学することができるようになった。

反対するのはだいたい身近な人で……

自分の経験上、自分の決断を反対する人物はだいたい身近な人だった。両親、親戚、教師、友達など自分に近くなればなるほど、反対の意見も強まる。なぜならばそういった人たちは自分のことを大切に思っているからこそ、自分の決断に対して反対してくれる。大体の反対意見が、すでに自分でも考えたリスクなのである。また、自分の経験したことのないことに身近な人が挑戦しようとしていると、無知のせいなのかその人が挑戦しようとしていることは危ないことのように思えてくる。そして、自分にそういったリスクを背負わせたくない思いが強いからこそ、自分にとって身近な存在の人々が反対をしてくれる。

決して、自分に対する嫌がらせとして反対をしてくる訳ではない、と思った。