カリキュラム〜友人たちの場合〜
たとえ同じ名前の学部であっても学科によって必修科目が変わったり、大学によって特徴が違ったりします。そんな中実際のカリキュラムが理想通りではないという理由で入る大学間違えたかもと思ってしまうことが多いです。陥る可能性がある2つのパターンに分類して、説明していきたいと思います。
①大学入学後にやりたいことに気付いた
今の高校のカリキュラムは、自分が学びたいことを見つけるためには不十分です。そんなこともあり、大学に入ってからたくさんの大人と出会ったり、自分の知識がついたりしたことにより、やりたいことが変わってしまったということはよくあります。もしこんな状況になり、その時に所属している学部にそれを学ぶためのカリキュラムがないと別の環境に行けば良かったと後悔することもあるでしょう。
大学選びでの対策
ひとつ対策としてあげられるのは、学部を決める際に自分がこれを勉強したいという強い気持ちを持って入学することです。こうすることで得られるものの量も質も上がるだけでなく、学問が楽しく感じることができます。もし他のことに興味を持ったとしても、強い気持ちで学んでいることが嫌になる可能性は格段に減ると思います。
②カリキュラムが思ったものと違う
これは専門性が高いところへ進学した時におこりやすい話ではあります。私が聞いた話では、建築のデザインを学びたくて入ったものの、実際に進んだところでは現場を学ぶことが主であったというのもありました。大学で学ぶ内容が、カリキュラムを簡単に見ただけでは分からなかったのが問題だったと言えるでしょう。
大学選びでの対策
対策としてあげられるのは事前にカリキュラムを確認しておく事だけでなく、実際に入ろうとしているところで学んでいる学生の声を聞く事です。その情報を得るための手段として、学校や学部のガイドブック、ホームページをみること、可能であればオープンキャンパスなどで在学中の大学生の話を直接聞くことをおすすめします。
カリキュラムを見て授業の名前をみるのも確かに何を学んでいるのかを把握することができます。しかし、そこで学んでいる人の実際の声を聞くことでよりリアルに状況を知ることができます。
この方法はまだ学びたい学問が定まっていない人には、特におすすめです。
私はこの学部に入りたいと思ったきっかけのひとつとしてこの学部について深く知ったからということがあげられます。今所属している地球社会共生学部に小論文を使って受験しようと考えていました。その理由は苦手な国語が受験科目に含まれないからです。
ですが、小論文の対策をしているうちにその学部は何をしようとしているのか、何を目指しているのかということについて理解できるようになりました。具体的な目標がなかった私にとってその内容が非常に魅力的であり、結局なんとなく決めていた他の学部ではなくこの学部に進学することにしました。
つまり、私の場合、小論文対策のために学部を詳しく知ることで、「自分が思っていたのと勉強していることが違う」ということを防ぐことができ、またその学部について興味をもつきっかけにもなったのです。
幅広い選択肢を見てみよう
もし上記のような状況になってしまったらどうすれば良いのか。それに対する方法には、沢山の選択肢があり場合によって様々です。実際に私の知り合いにも浪人して入った大学をやめた人だったり、休学して海外に留学をしたりしている人もいます。
一番大切なのは選択肢の多さを知りその中から最適なものを選んでいくことだと感じます。
終わりに
以上からもわかるように大学選択について後悔するのは防げるものと防げないものがあります。
確かに防げないものはありますが、それは決して無駄にはなりません。というか無駄にならないようにそこから何が学べるかを必死に考え転用していくことが大切だと思います。