プロのカメラマンになるにはどんな方法がある?
プロのカメラマンになるためは、どのような方法があるのでしょうか? 今回は写真・映像のカメラマンに共通した方法を5つご紹介します。
(1)写真や映像の学校に通う
カメラマンになるためには、機材の使い方、撮影のコツなどの知識を身につけなければなりません。確かな知識をつけるためには、プロから学ぶことができる学校へ通うことが1つの方法となります。
カメラマンになるための勉強をできる場は、大学や専門学校などに設けられていることがあります。たとえば写真や映像に関連する学科が設置されている学校の一例として、以下の学校が挙げられます。
- デジタルハリウッド大学(東京都)
- 立教大学(東京都・埼玉県)
- 日本大学(東京都・福島県・千葉県・神奈川県・静岡県)
- 大阪芸術大学(大阪府)
- 新潟デザイン専門学校(新潟県)
- 専門学校九州ビジュアルアーツ(福岡県)
このほかにも映像に関わる授業を受けることができる学校は多くあります。進路選択の際は通える範囲にあるか、子供の望む内容の授業が受けられるかなどを軸として学校を選んでいきましょう。
(2)養成学校に通う
映像や写真に関係のない学校を卒業しても、養成学校に通うことで専門的な知識を身につけることができます。たとえば社会人の場合、週に1、2回のペースで講座を受講することができます。働きながら、カメラマンの夢を追いかけることができるのです。
中には「映像以外のことも学んでみたい!」と思う子供もいるかもしれません。ほかに行きたい学校や興味のある職業があるとしたら、社会人になってからカメラマンの勉強を始めることも可能でしょう。
(3)アシスタントとして働く
カメラマンになる方法の1つには、まずはアシスタントとして働く、というものがあります。プロのカメラマンのアシスタントになったり、撮影スタジオのアシスタントになったりすることが考えられます。
最初から写真や映像を撮影することはできないかもしれません。しかし働き方やプロの撮影テクニックなどを、身近で学ぶことができます。またスタジオやプロのカメラマンとの人脈を作っておけば、その後の仕事につなげることができるかもしれません。
アシスタントであれば、未経験でも応募することができる求人もあります。まずはアシスタントから始めるというのも、プロのカメラマンに近づくための方法の1つです。
(4)出版社など関連業に就く
カメラマンになりたい子供を持つ親の中には「最初からカメラマンとして仕事をすることは心配……」と思う人もいるかもしれません。そのような場合は、まずは出版社などの関連企業に就職する、という方法もあります。
撮影した写真や映像がどのように使用されるのかを知ることで、「カメラマンとしてどう動くべきか」、「どのように仕事が進められていくのか」など、仕事の全体的な流れを把握することができます。
仕事の進め方を知っていることは、カメラマンとして働き始める際のアピールポイントとなります。関連企業に勤めながら養成学校などに通えば、カメラマンとしての仕事の内容や流れをより把握しやすくなるでしょう。
(5)SNSで発信する
カメラマンになる方法の1つには、SNSで写真や映像を発信していく、という方法もあります。SNSは多くの人の目にとまるもの。人の心を動かす作品が広く拡散されていきます。ある程度話題になることで出版社などから声がかかったり、メディアで取り上げられたりすることもあるでしょう。
ただし、現代では多くの人がSNSを利用しています。自分の作品を投稿している人はたくさんおり、その中から選ばれる確率は高いとは言えません。SNSへの投稿だけを頑張るのではなく、知識をつけたり実際に活躍している人とのつながりを作ったりするなど、複数の手法を同時に実践していくのがいいでしょう。