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「魚が好き!」、「海が好き!」、など、子供が漁師になりたいと思うきっかけはさまざまです。しかし、いざ漁師を目指すとなると、どのような方法をとればいいのでしょうか? 当記事ではゼロから漁師を目指す方法と道のりについてご紹介します。
もくじ
漁師になるには?ゼロから目指すとこんな道のり
漁師になりたいと思う背景は違えども、未経験から漁師を目指す人にはある程度共通した道のりがあります。今回はステップ別に、ゼロから漁師になるための道のりをご紹介していきます。
STEP1:現役の漁師に話を聞く
漁師がどんな仕事をしているのか、どうすれば結果の出せる漁師になることができるのかは、現役で活躍している漁師に直接話を聞けば知ることができるでしょう。
自治体開催のセミナーを探そう
漁業が盛んな地域であれば、自治体が漁師になりたい人向けのセミナーを開催していることもあります。たとえば神奈川県の公式ホームページには、「県の漁業就業への支援(漁業就業支援事業)について」というページが設けられています。このページの中には、漁師を目指す人向けのセミナーについて以下の情報を記載しています。
1 「かながわで漁師になろう」セミナー
本県の漁業の概要や魅力、先輩漁師の体験談、漁師になるための方法等について、座学形式によるセミナーを開催します。
(引用元:県の漁業就業への支援(漁業就業支援事業)について|神奈川県)
神奈川県で実際に漁師をしている人の話を聞くことで、より働き方を思い描きやすくなります。地元の漁師とのつながりも作ることができるため、子供が就業したい地域でセミナーが行われているかどうかをチェックしましょう。
どんな漁師になりたいのかを考えよう
セミナーに参加することで、漁師としての生き方をよりリアルに知ることができます。多くの人の話を聞くと、「この人のような漁師になりたい!」、「こんなことがしてみたい!」など、我が子の理想をより鮮明にすることができるでしょう。
どんな漁師になりたいのかを明確にすることは、志望度をより高めることにつながります。子供の夢をより具体的にするためにも、自治体開催のセミナーに参加させてみましょう。
STEP2:漁業就業支援フェアに参加する
セミナーで実際の漁師の話を聞くことができたら、今度は「自分が働くとしたら」という視点で漁業について考える機会を持ちましょう。たとえば漁業への就業を支援するフェアに参加することで、働くことをより意識した情報を得ることができます。
一般社団法人全国漁業就業者確保育成センターが主催する「漁業就業支援フェア」では、実際に新人の漁師を募集している漁協や漁業の団体から、直接漁師の仕事についての説明を受けることができます。
「分からないこと」を相談しよう
特に子供の場合はそもそも就業の経験がなく、実際に働き始めてからの生活に関して分からないことがたくさんあるでしょう。漁業就業支援フェアには、1対1で相談することができるブースもあります。漁師としての働き方の中で、分からないことや不安なことを解決することができるのです。
ゼロから漁師を目指す場合は、親しい関係の人の中に漁業に詳しい人がいない可能性があります。相談ブースなどの「漁師に関してなんでも相談できる場」というのは、子供の不安を取り除くためにはぜひ活用したい場の1つです。
相性の良い漁業者を探そう
漁業就業支援フェアには、新人の漁師を受け入れたいと思っている団体が多く参加します。複数の漁協や漁業団体の話を聞いてみることで、団体の雰囲気や担当者との相性などを比較することができます。
いくつか話を聞いて回ってみると、「この担当者の話はおもしろいなぁ」、「この団体は若い人が比較的多いなぁ」など、子供にもさまざまな気づきが生まれるものです。我が子に合う漁業者を見つけるためにも、漁業就業支援フェアを活用しましょう。
また漁協や団体によっては、希望者を研修生として受け入れてくれるところもあります。子供がまだ就業できる年齢ではない場合も、実際に漁師として働く場を見せてもらえないか頼んでみてもいいでしょう。
STEP3:漁師の求人に応募する
子供が就業できる年齢になったら、いよいよ求人に応募するときです。上記のステップの中で関わった漁業者や団体へ直接連絡したり、インターネットで求人を探したりして漁師の募集に応募しましょう。
「漁師 未経験 求人」で検索しよう
これまで関わった業者以外への就業を検討する場合は、インターネットで「漁師 未経験 求人」などで検索してみましょう。新人漁師を募集している団体の募集がいくつか見つかります。
団体によって、就業の形態や給与、業務内容などに差があります。インターネットで求人を検索する場合はいくつかの求人を見比べてみて、我が子に合った条件の求人に応募しましょう。
弟子入りしたい気持ちを伝えよう
これまでに関わりのある漁業者に応募したい場合は、電話やメールなどで直接話してみましょう。時間が経っていたとしても、つながりをしっかり作れていれば「あぁ、あのときの!」と受け入れてもらいやすくなるでしょう。
漁業を行っている地域は日本全域にあり、その中にもたくさんの漁業団体があります。その中でどうしてその団体に入りたいのか、どんなことをしたいのかなど熱意を伝えることで、「ぜひうちの団体に入ってほしい!」と思ってもらうことができるでしょう。