大学進学は必要なのか?日大生が考える、「大学生」であるメリット - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

大学に入らなくてもできたこと


私が学生時代取り組んできたことで、大学生でなくてもできたことを紹介します。

アルバイト、インターンシップ

先ほど、「大学生にしかできないこと」として、大学生対象、大卒以上対象のアルバイトやインターンシップに参加できるという話をしました。確かにそういったモノもありますが、大学生でなくともできるモノも沢山あります。私は4つのアルバイト、インターンを掛け持ちしていますが、大学生でなければならないモノは塾の講師くらいです。大学1年生の頃から大学の授業よりもアルバイトに注力していました。もちろんアルバイトやインターンを通して得るモノは多かったのですが、これらは大学に入らなくともできます。卒業してからもできます。しかし、大学の授業を受けることは大学在学中にしかできません。

留学

多くの人が大学時代に留学する傾向にありますが、留学するのに大学生でなければならない理由などありません。大学の交換留学制度を利用して海外の大学に留学したいというのであれば話は別ですが、それ以外の留学であれば、大学生である必要はありません。私は2年間海外で生活していましたが、大学に進学せずに留学している人をたくさん見てきました。

勉強

大学に進学する理由として、「将来の仕事に役立つ勉強がしたい」、「幅広い教養を身に付けたい」という人が沢山います。私も高校生の頃はそうでした。実際、大学で学んだことで今後の仕事に活きると考えられるものはほとんどありません。アルバイトやインターンシップでの経験の方がこれからの仕事に活きると思っています。将来やりたい仕事が決まっている人はそのために大学選びを行い、自分に必要な授業を受けることで良いかもしれません。

私の場合、自分の将来やりたい仕事やどうありたいのかが分からないまま大学に進学したため、自分で授業を選ぶ際もどの授業を選べばよいのか分からず、自分の興味のない何の役に立つのか分からない授業をいやいや受けることがありました。そうなってくると大学に進学する意味はないと思います。いまでこそ将来やりたいことが明確になり、そのために必要な勉強が何なのかを理解しているため大学の授業選びでも自分に合った授業を選ぶことができ、勉強にも身が入ります。もし、ただ大学に入っておけば間違いないという考えの方がいれば、高校卒業後は大学に進学せず、就職してみるなどをお勧めします。就職してみて自分の本当にやりたいことが分かった後にそのために必要な勉強をするために大学に入ることが良いと考えます。