大学生活を通して感じる、こだわるべき大学選びのポイント
まず前提として確認するべきポイントはどこに属しているかではなく何をしたいかです。しかしその属している環境によってやりたいことをスムーズにできるのかが変わってきます。
立地
地方から上京してきた私が感じるのは立地は大学の強みであるということです。都会のほうが圧倒的に講演会などのイベントや企業の数などが多いです。たしかに、これは大学の直接的な強みではないです。しかし、大学4年間でいろんな経験をし成長したいと考えている人にとって、都会は素晴らしい環境にあると思います。(もちろん、地方の大学にも地域との結びつきが強い、誘惑が少ない、家賃が安いといった良いところはありますが!)
自分の大学には表参道にある青山キャンパスと相模原キャンパスがありますがやはりどちらがいいという意見は分かれます。青山キャンパスはキャンパス周辺に行きたいところがたくさんあるという理由が多く、相模原キャンパスはきれいであり、青山キャンパスに比べ人口密度が低いため過ごしやすいといった意見が多くあります。
つまり立地によって環境が全く違うため、できることは変わってくるといったことは考えておいたほうが良いと思います。
偏差値で決めるのは極力避けるべき
受験する学部の情報をしっかり集めて決めるべきです。例えば、私の学部では半年間のタイかマレーシアへの留学が必修となります。つまり、留学がカリキュラムの中に組まれており、留学をしないと卒業ができないようになっています。また、場所がタイかマレーシアに限られるためほかの国に留学をしたいと考えていた人にとっては希望が通らないことになります。
また、事前に授業の一覧や実際に入学している人の感想を見ることもお勧めします。なぜなら入ってからやりたいことと違うと感じてしまうパターンがあるからです。入ってからでしか気づけないこともあるかもしれませんが、入る前に可能な限りそのリスクを減らしておくことは可能です。
偏差値で志望校を決めるのは極力避けるべきというのには別の理由もあります。偏差値は毎年変化するということです。前年度は人気があったことにより偏差値が高くなり、多くの受験生がその学部の受験を避けたら次の年の偏差値は下がるし、逆の場合もあります。また他の大学の受験状況によっても変わってきます。偏差値はあくまで目安であり、それを判断基準にして大学を選ぶのではなく各学部の特徴を見て判断するべきだと私は思います。
通学距離よりも何がしたいか
私はもし学びたいと思える学問や大学がある人は一人暮らしをするかどうかにとらわれず受けるべきだと思います。私は現在一人暮らしをしていますが、やはり一人暮らしで大学の近くに住むことで自分の時間が増えるというのが1番のメリットです。
私の友人には片道2時間以上かけて実家から通っている人が何人かいます。彼らの多くは入学する前は一人暮らしをする家賃より交通費のほうが安いという理由でその選択をしました。しかし1年が経過し、一人暮らしに切り替える人もいます。電車にのっている往復4時間でほかにできることはたくさんあると考えたのです。それも1つの選択肢であると思います。逆に例としては英語を勉強したいから電車の中でリスニングをやる!と考えた人は電車の時間は無駄にはならないはずです。
もし行きたい学部にこだわり距離が遠くなったとしても、それを改善する策はたくさんあるのです。つまり自分が何をしたいのかということにこだわって決めたほうがいいのです。
おわりに
高校の先生からも言われると思いますが、本当に大学は自分次第です。だからこそ、自分に知識があるかないかで、選択の幅が大きく変わってしまいます。後悔しないためにも大学生になる前の大学選びからアンテナをはって取り組んでいきましょう。
参考
青山スタンダード科目の特徴(含 主要科目の特徴)|青山学院大学