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なぜ大学進学するのか? 考えていないと…

それでは、ここで一つ質問である。
高校卒業後、あなたは、なぜ大学に進学しようと考えているのか?

自分の例

大学進学について、私自身、あまり深く考えたことがなかった。

実は、私は受験1週間前まで法学部を志願していた。理由は特になく、ただ周りの友人や先輩が大学に進学するからという理由で偏差値や学校名で大学を判断基準に選んだからだ。特に、私のように高3の夏まで部活に打ち込んでいる人は、なおさら深く考える余裕などないだろう。今考えるとこれは自分だけでなく周りの友人も大学合格に向けて勉強することに集中していて、何を目指しているのかということは忘れていたように思う。つまり受験が目標になり、最終ゴールになっていたのだと感じる。

しかし、私は受験1週間前になって「本当に法学を4年間かけて学びたいのか」と疑問に思った。ただ、偶然出願していた中で、様々な分野について学べる学部に合格することができたため、その学部に進学することにした。実際に今、様々な種類の授業を受けていく中で自分が興味のある分野が見つかりそれについて大学で勉強している。私の場合は、偶然にも興味があることを学べる学部に巡りあえたが、進学の理由がはっきりしていないと大学に入ってからも目標が漠然とし、ただ周りに合わせながら目の前の楽しそうなことだけをやり、結果として何も得られないという状況になってしまうと思う。

友人の例

自分の友人にはこんな悩みを抱えている人もいる。
その友人は大学に入ってから教員になりたいという夢ができたが、現在所属している学部では教員になるためのカリキュラムがないため、このまま卒業しても教員になることができないという状況にある。せっかく夢ができたのに自分の属している環境によってそれを実現するためには遠回りをするしかないというのは非常に残念なことだ。さらにその友人は、体育会の部活をやっていることもあり、どうすることもできないと感じている。
そこで大学に入った後の進路変更はどうすればよいのか?状況によっても変わるが答えは主に2つあると思う。

①進級時に大学内での学部変更

これに期待するのははっきり言ってリスクが高い。なぜなら学部変更・編入をする際、規定や編入狙いで大学に入る学生もおり、簡単には受け入れてもらえないからである。もし、学部変更ができたとしても大学で定められている必修科目を2年以降にとらなければならないなどの決まりがあり、学校ごとに制度に違いがあるため、確認をしておく必要がある。

②大学自体を変える

もう一つの選択肢は学校自体を変えることである。しかし、これはお金がかかり、仮面浪人するなど、入試のリスクもあるため、お世話になっている大人に理解してもらう必要がある。