自宅浪人のすゝめ!予備校に行かずにオーダーメイドで勉強する!? - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

自宅浪人に向いている人


私は幸いにも自宅浪人という選択を後悔せずにすみましたが、すべての人に有用な手段だとは思いません。そこで、私が思う「宅浪」向きの素質を以下に挙げてみます。

集中力がある人

ここでいう集中力とは、勉強に対するものでなくて構いません。何か好きなものがあって、それに集中できる人なら、勉強も工夫次第で自分が集中できるスタイルに変えていけると思います。この自由さも、一人きりで勉強する人の特権です。

一人で考えるのが好きな人

考えるのが好きだから勉強も好きだろう、という意味ではありません。好きな芸能人のことや、部活のことや、アルバイトのことや、自分の家族のことなど、なんでもいいので、「一人で」考え続けられるタイプかどうかが重要だと思います。誰かと共有しなくても、楽しむことができる人(私はよく合格通知を見たときの喜びのリアクションを考えていました。喜びすぎない方がかっこいいかな、とか)。

他人と自分を比べない人

他人と自分を比べることは、場合によっては受験に役立つこともあると思います。例えば、「あの友達に勝ちたい」とか「クラスで一番になりたい」とかそういう気持ちが勉強のモチベーションに繋がる、という場合です。こういう性格の人は、予備校に行った方が気持ちを高めることができるかもしれません。一方で自宅浪人に向いているのは、とにかく受験と自分を一対一で考えられる人や、他人に勝つことよりも過去の自分の力を上回ることに喜びを感じる人だと思います。

まとめ

ここまで、私の実体験に基づいて自宅浪人について書いてきました。みんなが行くからとりあえず予備校に行っておこうという考えの人は、予備校に自分が期待していることはなんなのか、しっかり考えてみて欲しいと思います。個人の性格や学習状況によっては、自宅浪人という選択のほうが合うかもしれません。考えた上でやはり予備校に行くなら、なんとなく通うよりもずっと納得感のある学習ができると思います。
受験生ひとりひとりが、自分に合った方法を見つけて、合格にたどり着けますように。

この記事をかいた人

おかか

立教大学現代心理学部 3年。東京都出身。2歳でバイオリンを始め、学校の勉強を完全に放棄し音楽高校、音楽大学へ。一度きりの人生を後悔したくないと思い20歳で中退、一般大学を再受験。現在は東洋哲学ゼミで勉強中。