Teach For Japanの取り組み
教員の働き方改革も叫ばれるなか、教育内容を抜本的に変えていくため、新しい風を入れるために、「教員免許不要論」という考えも話題になっています。
ただし、現状の日本では、教員免許がない限り、教壇には立てません。そして、教員免許を取る勉強をしながら、各自治体による教員採用試験や、私立学校への就職活動をしなくてはいけません。
そのような現状に風穴を開ける取り組みとして、Teach For Americaに影響を受けたTeach For Japanという団体が活動しています。この団体では、選考を経て選ばれたフェローと呼ばれる人材に対して独自の研修をし、教師として、日本各地に派遣する取り組みを行っています。場合によっては、大卒資格があれば、免許がなくとも、特別免許状等の制度によって、教員になることができるのです。
2年間という期間が定められていますが、フェローの選考にチャレンジしてみるのもいかがでしょうか?
教員免許を取るのを辞めた人、取った人
「一応取っておこう」では難しい
私は教育学部ではなく、教養学部で学生時代を過ごしました。
そこで教員免許を取ろうと考えていた友人も、「単位取るのが本当に大変で、諦めた」と言っていました。「一応取っておこう」という気持ちで始めても、なかなか難しかったようです。その一方で、うまくやりくりして、交換留学もして、教員免許も取ってというスーパーマンもいました。
第三の道として、通信制大学に入り直すなんていう手もあります。
教員免許は、大学の課程を通して取ることができる資格です。ただ、免許を取る勉強だけすれば、いい教師になれるわけではありません。
「どんな教師になればいいんだろう」と考えながら、大学の単位と採用試験に向けて、勉強する毎日です。
参考
教員をめざそう!|文部科学省
データで見る明星大学通信部|明星大学通信部