仕事の受け方や年収
鷹匠の収入源について
鷹匠の仕事が盛んだった時代には、狩猟で得た動物を売って生計を立ててきました。しかし、現代では環境保護の観点でのさまざまな規制により、まとまった収入を得ることは難しくなってきました。
前述のとおり、害獣や害虫の追い払いといった仕事から、猛禽類を扱うペットショップ、動物園の飼育係、獣医といった仕事で鷹についての知見を活かすことはできるはずです。ただ、勤務中に鷹匠の仕事をするのではなく、あくまでメインの仕事の合間をぬって、活動することが基本になってきます。鷹に関する専門性があれば、仕事の幅を広げることもできるでしょう。
鷹匠の活動
「週末鷹匠」という言葉で分かるとおり、平日の5日間は通常の仕事をして、土日に鷹匠として活動する人がほとんどです。副業もしくは趣味として位置づけているため、鷹匠を楽しんで取り組んでいます。ただ、平日中に鷹の世話をする必要もあるため、厳密に言えば、活動時間は土日に限らないもので、そのような人にとって常に仕事をしている状態とも言えるでしょう。
おわりに
鷹匠自体で生計を立てていくのは難しく、一人前になるにも長い歳月を必要とします。しかし、鷹との信頼関係を築き、見事に獲物を取れたときの感動はひとしおでしょう。現代では、「鷹匠」という仕事を伝統文化として、継承していく動きもあるようです。
子供が動物好きで鷹匠に興味を持ってるのであれば、鷹と触れ合う機会をまず設けてみてはいかがでしょうか。その上で、どういった関わり方をしていくか、子供の気持ちを尊重しながら相談してもいいかもしれません。
参考
試験について|鷹匠の庵
鷹匠・鷹狩|NPO法人日本鷹匠協会
鷹匠になるにはどうしたらいいのか・必要な資格・仕事内容|ドライバータイムズ
鷹匠の給料・年収や手取り額を解説!|給料BANK
ひとり伝統を守り続ける日本最後の鷹匠 孤高の道を、鷹とともに|ドラぷら