(3)関連する資格をとる
ご紹介したように、占い師になるための特定の資格はありません。しかし関連する資格を取得することで、占い師としての仕事の幅を増やしたり、万が一占い師以外の職業に就きたいと思った場合にも活用したりすることができます。
認定占術士
占い師に関連する資格の1つに、認定占術士の資格が挙げられます。一般社団法人日本占術協会が定める認定資格です。この資格を取得すると、占いに関するシンポジウムやイベントに参加できるようになります。商業活動を奨励するための資格ではありませんが、認知度を向上したり、講座取得者であることをアピールすることにつながります。
ただし受験をするためには、日本占術協会に5年以上在籍していることなどの条件が複数あります。子供のうちは認定占術士という資格があること、その資格を持っている人はある程度占い師としての経験を持ち合わせている人であるということを知っておくだけでもいいでしょう。
易学鑑定士
占いと関わりの深い学問の1つに「易学」が挙げられます。たとえば生年月日や手相などで占う際には、占い方が決まっていたり、統計によるデータを使用したりします。それらの正しい知識、結果の導き出し方や読み取り方などを、易学鑑定士の資格で学ぶことができます。
しかしながら、易学鑑定士としての講座が受けられる場所はまだまだ限られています。易学鑑定士以外にも易学に関する講座は多数開講されているため、知識の向上のためには資格を取得することよりも、「易学について学ぶ」という姿勢を持つことが必要です。
臨床心理士
占い師を目指す際に関連する資格として、臨床心理士が挙げられます。占い師に占ってほしいという客の中には、大きな悩みを抱えているという人もいるでしょう。占い師として働いていくためには、そのような方々に寄り添ってお話をしていくことが必要です。臨床心理士の資格取得の中で相手への接し方や心理状態について学ぶことで、占い師としての仕事にも活用することができるでしょう。
(4)求人を探す
占い師になる方法の1つに、「未経験OK」の求人を探すという手法があります。占い師になるには資格は必要ないため、未経験の人を採用して研修から行ってくれる、と言う企業や団体もあるのです。
未経験採用の場合、給与面はなかなか保証されないかもしれません。しかし雇用が安定しやすいこと、プロの占い師のもとで仕事ができることなど、求人に応募するメリットはいくつか挙げられます。
子供のうちは、求人に応募することはできません。どのような求人があるのかを親が知っておくことで、「こんなスキルが問われている」、「近所だとここで求人が募集されている」などの情報を収集することができます。
(5)副業から始める
ある程度占いに関する知識を持っているのであれば、副業という形で占い師を始めることも可能です。実際に占うこともあれば、占いの方法についてを講義形式で教えるという副業もあります。
たとえば電話やインターネット越しの占い師の場合、経験を問わず募集していることがあります。企業に正社員として雇われるわけではない形も多いため、学生の場合はアルバイトとして、社会人の場合は副業として始めてみるといいでしょう。