【日本の伝統文化】書道家になるために必要なスキルや資格! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

書道家の種類と仕事内容

Japanese calligraphy performance by young Japanese teacher in kimono

「書」を学び、実力を高めて資格を所得することで、書道家への道は開けてきます。次は、書道に関する仕事の種類を4つご紹介します。この4つがすべてではありませんが、代表的な例として参考にして頂ければと思います。

書道教室の先生

書道は小学校や中学校の必須科目であり、小さな子どもから大人まで幅広い層の人が興味を持っています。そのため、北海道から沖縄まで日本全国に書道教室が存在しています。

一般的に書道教室は、月謝で収入を得ています。週に1回通って月謝が3,000円の教室もあれば6,000円の教室もあるそうで、道具の貸し出しが含まれているかや入会金がいくらあるかなどによって月謝の料金設定は幅広いです。

身近な書道教室の先生は、字を美しく書くことのみならず、書道を通して礼儀や作法も一緒に指導することもあります。

学校の書道の先生

小学校では、書道ではなく「書写」という科目があります。書写を教えるには、小学校教員免許を持っている必要があります。

また、中学校でも「書写」があり、中学校国語科の教員免許を持っていれば教えることができます。高等学校の教員として書道を教えるには、書道史や書論、国文学などの専門的な科目を学び、書道の教員免許を取得する必要があります。ただし、小学校や中学校では、書写は教える科目の一部なのに対して、高等学校の書道の教員免許では、書道しか教えることができません。そのため、国語科の免許などその他の免許を併せて取得していることが多いようです。

このように、小学校から高校で書道を教えるには、それぞの校種に合った教員免許を持っていることが条件になります。