【子供に人気の職業】管理栄養士になるには!?受験資格&業務での役割とは - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

管理栄養士の役割

管理栄養士の役割
高齢化社会が深刻化する中、管理栄養士の需要は今後も高まると予想されています。管理栄養士にはどのような役割があるのかを見ていきましょう。

栄養指導をして健康をサポートする

管理栄養士は、高齢者や生活習慣病の人やその予備軍となっている人に、栄養指導をすることができます。管理栄養士の前提となる栄養士に、指導をすることもできます。病気に悩む人や病気予防のために、栄養指導を行い健康でいられるようサポートするのが主な仕事です。管理栄養士が栄養指導を行う場はいくつかあるので、どこで栄養指導を行っているのかを紹介します。

大規模な施設で利用者の状況等に応じて給食を管理

学校給食は栄養バランスを考えたメニューとなっています。給食のメニューを考えるのも管理栄養士の仕事です。保育園~中学校まで大規模な施設で、利用者の状況に応じて最適な栄養バランスのメニューを考えています。食育という言葉もあるくらい現在は食に対して敏感な時代ですので、熱心な学校では管理栄養士が子供たちに向けて食について話す時間を設けているところもあります。

給食というイメージとは少し違いますが、大規模な施設としては病院で入院している患者が食べる食事も含まれます。病院に入院している患者といっても、症状によってふさわしい食事は違ってきます。管理栄養士は1人1人に必要な栄養を考えてメニューを決めています。食事制限がない場合は一般職となりますが、それでもきちんと栄養バランスを考えたメニューとなっています。

1日に300食または、750食以上の給食を提供するような施設には、必ず管理栄養士を設置するよう義務付けています。

栄養士の指導・教育

栄養管理士になるためには、栄養士の資格取得が前提条件となります。栄養士よりワンランク上の資格が栄養管理士です。栄養士が行う仕事も栄養管理士の資格を持っているとできますが、管理栄養士にしかできない仕事もあるため、この場合栄養士では対応できません。

管理栄養士は栄養士への指導や教育を行うことができます。栄養士になるにも専門的な知識は必要ですが、管理栄養士はさらに多くの知識やスキルが必要となります。大規模な施設での給食がある場合、同じ場所で栄養士と管理栄養士が働くことがあります。こういう場合も管理栄養士は栄養士に指導や教育ができます。

一見似ているように思えますが、栄養士の仕事は主に食事管理で、管理栄養士の仕事は栄養を管理するという役目があります。栄養士も栄養指導を行うことができますが、内容的には管理栄養士の方がより詳しい指導ができるという違いはあります。