書籍やWEB、漫画の編集者になるには? - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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編集者という仕事がカバーする範囲は非常に幅広く、専門とするジャンルや媒体によって様変わりしていくものです。そのため、一概にこうである、ということは難しいものです。それでも、今回はそんな編集者の一般的な仕事の内容やなる方法、魅力などについてご紹介します。

編集者の仕事内容とは

編集者は、書籍や雑誌の企画から編集まで、さまざまな業務に携わります。具体的に文字のコンテンツを作るまでは、下記の流れをとります。

  • 企画を考案する
  • 予算を確保する
  • 著者や対象に取材(外部に依頼することも)
  • 原稿を編集してデザインする
  • 印刷所へ原稿データを渡す
  • 書籍や雑誌として全国へ流通

著者やライター、デザイナー、カメラマン、印刷会社の担当者など、各関係者と関わり合いながら企画や編集を進めていきます。書籍か漫画、雑誌、ファッション誌、どれを担当しているのかによっても仕事の内容は異なります。

書籍

書籍には、文芸書、ビジネス書、写真集、美術書、児童書など、多岐に渡るジャンルがあります。作家との信頼関係を築いて、作家に必要な情報を提供しながら、議論を進めていきます。物事を深く掘り下げる力が必要でしょう。

漫画

漫画は、作者と二人三脚で作り上げていきます。世界観や登場人物、物語などを人気獲得のために構想していきます。漫画は週刊誌や月刊誌で基本的に長期連載するのがメイン。人気を保つために媒体を通して読者とのコミュニケーションを図ります。

雑誌

雑誌編集は、毎週もしくは毎月の定期的なスパンで締め切りが設けられているものです。いったん、編集を終えても、すぐに次の企画がスタートするので一息つく暇もありません。そんな時間の重圧とも戦いながら、企画や編集にこだわって良質な原稿を読者に届けるよう、戦い続けられるタフさが求められます。特に編集長は、世間の流れをつかみながら、読者を捉える企画を選び続けなければなりません。

ファッション誌

ファッション誌の編集者は、どの世代や性別に向けたファッション誌を担当するかで、企画のカラーが変わってきます。企画に合ったカメラマンやスタイリスト、モデル、デザイナーを選ぶだけでなく、企画に沿う服や装飾品、撮影スタジオなども選んで特集を組みます。世の中の流行を的確にくみ取り、美的センスを磨き続けていく人に合う仕事です。

紙とWEBでの編集者の違いとは

インターネットメディアが普及した現代では、WEB編集者という新たな職業も生まれてきました。

紙媒体の編集者との違いは「タイムラグ」です。紙媒体であれば、読者の反応を得られるのが月間や年間を通して、長いスパンになります。しかし、WEBではリアルタイムで読者の反応を得られます。販売部数ではなく、PV数(どれだけのユーザにページを表示してもらったか)を上げて行く必要があります。

また、紙媒体は一度出した出版物の修正を行えませんが、WEBではすぐにでも修正することもできます。WEBを利用する世代のニーズを捉えながら、適切な表現方法やソーシャルメディアの活用で媒体を広めていくのがWEB編集者の役割と言えるでしょう。