画家になるには?画家になる方法と必要な素質を解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

画家の収入について

画家を本業とする人の収入は、ピンからキリで平均的な年収などはありません。なぜなら、作品の値段を画家自身が決められるからです。ピカソがほんの数分で描いた絵に100万ドルの金額をつけた、という逸話も残っています。

奈良美智氏のアクリル画は、2005年のクリスティーズ社のオークションで108万ドル(約1億2,000万円)という値段で落札されました。購入者がその作品に価値を感じているのであれば、値段に上限はありません。

一方で、死ぬまで評価されずに極貧の生活をしていたゴッホや、作品に値段をつけて売ること自体を「不遜」として忌み嫌っていた岡本太郎氏のような画家もいました。こういった背景から優れた画家が巨万の富を得るとも限らず、画家の年収は流動的かつ平均の取りにくくなっています。

しかしながら、美術大学や専門学校を卒業しても、プロの画家として生活していけるのは、ほんのわずか。多くの人は、本業として美術大学の先生や出版会社、デザイン事務所、アニメ制作会社、アパレル会社といった就職先で本業を営みながら、空いた時間で画家としての活動を行っているようです。画家として有名になるために美術コンテストに応募、個展を開いて、作品を広めていっています。

おわりに

画家として満足に活躍できる人はほんの一握りだからこそ、親としては子供の夢を応援し続けられればいいでしょう。子供が画家を目指しているのであれば、まずは美術大学や専門学校へ進学してみてはいかがでしょうか。

参考
平成27年国勢調査|総務省統計局
画家になるには|Career Garden
「プロの画家」になるにはどうすればいい? 知ってるようで知らない画家の世界を聞いてきた|LIG
画家になるにはまず絵を売ってみて発信をしよう|パンダは地球を救う

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