志望動機を書く前に知っておくべき商学部の知識
商学部への進学を実現した先輩方の例文からイメージをふくらませることができたら、次は商学部の知識を集めていきましょう。文系の学部にもさまざまな学部がありますが、「商学部ではどんなことを身に付けられるのか」、「どんな資格を取得できるのか」といった知識がなければ、せっかくの学生生活が水の泡になってしまうこともあります。商学部へ進学する際の志望動機を作成する際には、学生だけでなくその親も、商学部に関する知識を身につけておくことをおすすめします。
そもそも商学部はどんなことを学ぶ学部か
商学部で身に付けられる知識は、次のように定義づけられています。
商学とは、マーケティングの仕組み、企業の会計、およびファイナンス等について研究する学問を指します。商学の歴史は古く、1904年という説(経営学部は1949年が国内初)があるくらいです。商学の歴史はともかく、商学とは、マーケティング、販売、流通、広告、簿記、会計、税金といった言葉は誰もが聞いたことがあるかと思いますが、商い(あきない)、換言すれば、ビジネスに関わる実践的な学問といえます。
(引用元:商学部とは│名古屋商科大学)
職業によって知識の活用方法はさまざまですが、商学部は企業が生き抜くための方法を追求する学問です。
商学部のなかでも学科によって得られるものが違う
同じ商学部でも学科によって得られるものが違うという点も、志望動機をつくり始める前に理解しておくことをおすすめします。大学によって名称はまちまちですが、商学部の代表的な学科は、経済学科やマーケティング学科、会計学科の3つです。「企業の経営判断に携わりたいというイメージをもっていたにもかかわらず、会計学科に進んでしまう」といったミスマッチを防ぐためにも、できるだけ早い段階で学科ごとの特徴を把握しておきましょう。
その大学にある学科を知るためには「マイナビ進学」を使って探してみるのがおすすめです。こちらのサイトでは商学部のある大学一覧を見られるので、大学探しに非常に重宝します。そのまま大学の資料請求をすることもできます。
商学部の将来性や取得できる資格
「将来やりたいのために商学部に進学する」という学生や、「やりたいことをさせたい」と考える親は、将来性や取得できる資格も知っておきましょう。大学の商学部では、日商簿記や公認会計士、税理士、中小企業診断士などの資格を取得することができます。また、その資格をもっておくことで、将来の仕事も明確になってくるため、志望動機を作成する前のイメージが重要になるのです。
商学部がある大学は少ない?
一般的な学部として聞き馴染みのある商学部ですが、実は商学部のある大学はそこまで多くありません。経済学部の商学科として併設されていることもあり、よく調べないと遠方の大学しか見つからない場合もあるでしょう。
「商学」を学びたい場合は商学部に限らず、関連学部に進学することでも商学を学ぶことができます。
「どうしても商学部に進学したい」「商学を専門的に学びたい」という場合は、関東・関西・東海を中心に商学部のある大学をまとめているこちらの記事を参考にしてください。