親の教えが重要?経済学部の志望理由作成に活用できる2つの方法 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

方法別!志望理由の例文をご紹介

「経済学部へ進学するための志望理由」と聞くと、バリエーションが多すぎるという印象を持つ親は少なくありません。しかし、ほとんどの志望理由は、将来の夢から書く方法と経済学部の独自性から書く方法の2つのパターンに絞ることができます。

では、具体的にどのような志望理由が推薦入試やAO入試などの面接の場面で評価され、どういった共通点があるのでしょうか? ここからは例文を参考に、経済学部へ進学するための志望理由に説得力を加える方法を解説します。

【例文1】将来の夢を志望理由にする場合

『私は将来銀行員として、主に企業の力になりたいと考えています。また、企業に貢献することで、より多くの個人の力になりたいとも考えているため、◯◯大学経済学部を志望しました。私は企業の成り立ちという番組を見たことで、銀行員に興味を持ち始め、大手企業やベンチャー企業と銀行のつながりの強さを感じました。日本の企業をより力強いものにするために、私は銀行員として勤め、多くの人の生活を支えるために◯◯大学経済学部を志望します。』

【例文2】経済学部の独自性を志望理由にする場合

『私はグローバルな視点を持ちながら、経済を深く学ぶことができるという理由から◯◯大学経済学部を志望します。私は幼少期にイギリス人の友人を持ったことで、国の文化によって、経済の考え方が違うことを実感してきました。さらに、昨今のニュースで取り上げられているGDPや国際競争力などの低下などの観点から、私はグローバルな視点で経済を見とおす力が今後の日本の人材には必要であると考えるようになりました。そして、◯◯大学経済学部の積極的な留学生受け入れや、ネイティブ英語教師の採用といった独自の取り組みに強く関心を持ちました。ぜひ、国際的な交流を通じた経済的な知識とグローバルに活躍できる力を身につけるために◯◯大学経済学部を志望します。』

2つの例文に共通するポイントとは

将来の夢から書く方法と経済学部の独自性から書く方法とでは、それぞれに違ったテーマの志望理由を作成するため、一見すると共通点がないようにも見えるでしょう。しかし、2つの方法で作成した志望理由には「書き出しと文末」「明確な主張とそのきっかけが書かれている」という形式化された共通点もあります。

一から書き上げようとすると「何から書いて良いか分からない」という状況に陥ってしまいがちですが、作成する手順と2つの方法に共通するポイントを把握しているだけで、子供が経済学部に進学する際の志望理由を説得力のあるものに仕上げることができるでしょう。