大学院の予備校でできる対策・支援とは?
では、大学院の予備校で行われる対策や支援とは、具体的にどのような内容なのでしょうか?
英語
大学院の一般入試で課せられることが多い試験が「英語」に関する試験です。研究を進めるに当たって、英語で書かれた論文を読むことや、海外での学会発表では英語で質疑応答を行う場面もあるため、大学院生に求められる必須のスキルと言えます。
入試の形式はさまざまで、長文を読んで回答をする内容のものや、中にはTOEICの点数がそのまま入試の点数に加算される大学院もあるようです。大学院入試で出題される問題としては、全文和訳、下線部和訳、内容要約が多いため、それらを中心に対策を取ってくれたり、TOEIC受験のための対策をしてくれる予備校もあります。
小論文
英語に次いで課せられることの多い試験が小論文です。特に大学院へ入ることになったら、人の書いた論文を読むだけではなく、最終的には自分自身も修士論文や博士論文を書かなければ、学位を取得することができません。内容もさることながら、テーマの把握能力や論文を展開していく文章力なども見られています。
予備校では出題されたテーマに関する知識や、「自分の意見がない」「根拠の示し方が分からない」といった悩みから、求められている字数を満たすことができない人まで、合格できる論文を書けるように指導を行ってくれます。
専門分野
大学院の筆記試験で課せられることが多いのが専門分野に関する知識です。特に、学部からそのまま大学院へ進学する場合、学部で学んできた基礎的な知識が定着しているかどうかを筆記試験で確認されます。
予備校では学部からの専門分野を引き続き大学院でも究める人はもちろん、大学院入学を機に専門分野が変わるという人向けに、大学レベルの基礎的な知識からスタートしてくれる講座もあります。
面接・口頭試問
大学院によって、「面接」や「口頭試問」と言い方はさまざまですが、なぜ大学院進学を希望しているのか、どういった研究をしたいのかなどを確認されます。その際、事前に研究計画書や志望理由書の提出が求められている場合もあり、それらの資料を基により詳しく相手に伝える必要があります。
マンツーマンで面接指導を行ってくれる予備校や、面接で必要になる研究計画書や志望理由書の作成をサポートしてくれる予備校もあります。「1人で対策するのが心配」という人には、こうしたサポートの手厚い予備校を選ぶと良いでしょう。