情報学部で学ぶメリット
情報学部で学べること
情報学は、簡単に言えば「暗黙知を形式知に変換する学問」です。暗黙知とは、逆上がりに例えれば分かりやすいでしょう。一度逆上がりができるようになれば、何度も再現することができるでしょう。なぜなら「逆上がりの方法を体が覚える」からです。このように体験や勘を含む知識のことを暗黙知と呼んでいるようです。
ただ、逆上がりを口頭で相手に伝えるのは難しいものです。形式知とは、文章やグラフ、数式で説明できる形式です。マニュアルがその最たる例です。仕事をマニュアル化して職場で配ることもあるかもしれませんが、そういったマニュアルに落とし込んで伝えられる知識は、形式知にあたるようです。
つまり、相手に言葉で上手に伝えることができない知識を、誰もが理解できる知識に変換することが情報学の役目です。情報化社会に必須のノウハウを学べるのが情報学なのです。
情報学部で身につく能力
情報学部では、基本的にパソコンにまつわるスキルを学ぶことができます。プログラミング、WEBデザイン、コミュニケーション、論理回路、セキュリティ、統計学・データ分析、メディアなど手広く学びを進められるでしょう。見て分かるとおり、必ずしもパソコンに絞られた分野ではなく、情報学と何か別の分野を足したと考える方が適切でしょう。
情報学部からの就職先情報
情報学部を卒業した後の就職先は、IT系企業、金融機関、国家公務員など多種多様です。例えば、東京大学情報科学科の卒業生は、(株)エヌ・ティ・ティ・データ、サイボウズ(株)、ジヤトコ(株)、(株)セガ、総務省、総務省、日本IBM(株)、日本生命、三菱UFJ信託銀行、三井住友カード(株)、ヤフー(株)、ウェブペイなどに就職しているようです。ちなみに、大学院への進学率は他の学部と比較してもに高いようです。例えば、東京大学情報学科では、卒業生のうち96%が院進学、4%が就職となっています。4年間での学びでは十分とは言えず院進学を含めた6年間学んで、より実践的な力を身につけられることからこのような選択肢となっているようです。
情報学部に進学するならおすすめの学校
全国の国公立大、私大に情報学部がどの程度あるのかこちらでご紹介していきます。