アナウンサーのやりがい
大勢の人に有益な情報を届けられる
テレビ番組やラジオ番組など、多くの人が見たり聞いたりするものに出演するため、その影響力は大きくプレッシャーを伴いますが、自分の仕事が人の役に立っている実感を味わうことができます。常に人々が注目する最前線の現場に身を置き、それを多くの人々に伝えることができるのは、アナウンサーならではのやりがいといえるでしょう。
正しい発声法や日本語が身につく
アナウンサーは訓練や経験を重ねるなかでアナウンス技術が培われていきます。専門的な発声法や正しい日本語の知識を身につけられるのは大きな財産となるはずです。
参考
アナウンサーのやりがい | アナウンサーなど550種類の職業や仕事を紹介 Career Garden
アナウンサーのやりがいを聞いてみよう【スタディサプリ 進路】
アナウンサーになる方法
テレビ局やラジオ局に就職する
アナウンサーになる方法はテレビ局やラジオ局といった企業に就職するという方法があり、この方法が最も基本的な目指し方です。大手局であればアナウンサーは正社員として採用する局がほとんど。採用試験を受けるためには4年制大学か短期大学卒業見込み以上の学歴が必要です。加えて、難関大学出身の方が合格しやすいと言われています。
キー局のアナウンサーは倍率1,000倍以上にもなる狭き門です。採用試験に不合格だった場合、わざと大学を留年して、翌年新卒として受け直す志望者もいます。
アナウンサーになるための試験は一般採用の試験とは異なり、難関である書類審査を通った後は、話し方やカメラ映りのチェック、局長や役員との面接などが行います。そのため、採用試験を受ける前に発声法を習得するなど、試験対策をしっかりと行う志望者がほとんどです。
アナウンススクールに通う
アナウンススクールに通って、発声や言葉のアクセントのトレーニングを行い、合格を目指すという方法があります。倍率が高いキー局の採用試験を受ける場合は、大学在学中からアナウンススクールに通い、対策をしている人がほとんどです。
アナウンススクールの良いところは、合格につながる有益な情報を得やすい点や、同じ夢を目指す仲間と出会いやすい点です。1人で難関試験に立ち向かう孤独感を感じることなく、前向きにチャレンジしやすくなるでしょう。
数あるスクールのなか、キー局が運営しているスクールが人気があります。スクールの一部をご紹介します。
日テレ学院
日本テレビアナウンサーが直接指導も行う「日テレ学院」は、アナウンサー以外にもキャスター、リポーター、タレント、放送作家などの育成も行っており、さまざまなメディアで活躍できる人材育成をしています。
1976年開校という長い歴史を持ち、実力ある数々のアナウンサーを輩出しています。進路のカウンセリングやエントリーシートの書き方といった合格対策の充実に加えて、さまざまなカリキュラムのなかから自分に合ったクラスを選べる点も魅力です。
授業以外での自主トレーニングも講師のもとで積極的に行うことができます。
参考
日テレ学院
フジテレビ アナトレ
フジテレビが主催するスクールの「アナトレ」は少人数制で現役アナウンサーが直接指導してくれます。キー局や準キー局への合格率も高く、受講した後のサポート体制も整っている点が魅力です。
実習では専用スタジオで本番さながらのトレーニングをすることができ、より実践に近い経験が出来ます。さらに、学生キャスターとして専用番組に出演するチャンスや、フジテレビのバラエティ番組に出演するチャンスもあります。
参考
フジテレビ アナトレ
アナウンサーになるために有利だと言われる大学に通う
活躍しているアナウンサーは東大、京大、早慶上智、青山学院、MARTHなどの難関大学出身者が多数を占めています。これは、アナウンサーという職業が人気職種であるため、難関大学からも志望者がたくさん集まってくることが理由だとされています。
アナウンサーになれるかどうかが学歴だけで決まるわけではありませんが、難関大学受験を突破出来るだけの高い能力や適正を兼ね備えた人が、必然的に難関大学卒業者に多い、ということは言えるでしょう。
難関大学を卒業したからといって必ずアナウンサーになれる訳ではありませんが、受験や大学生活を通して能力を高めるために難関大学入学を目指す、という方法はおすすめです。
プロダクションに所属してフリーアナウンサーになる
あえてキー局や地方局のアナウンサー試験を受けず、フリーアナウンサーになるという手もあります。その場合は、プロダクションに所属してフリーアナウンサーとして活躍する人が多いです。
現在は放送局や番組数がたくさんある多チャンネル時代ですので、フリーアナウンサーとなり番組ごとに仕事を受ける、という方法も可能です。収入は安定しないかもしれませんが、実力があれば人気アナウンサーとしての活躍も夢ではありません。