TOEICと英検の単語数の違いは?
次に、TOEICと英検の単語数の違いを見ていきましょう。単語は、問題を理解して解いていく上で重要になります。TOEICも英検もレベルが上がれば上がるほど、より多くの単語を知っている必要が出てきます。合否や得点につながっていきますので、必要単語数を把握しておくことをおすすめします。
TOEICで出題される単語数
TOEICで使用されている単語数は、正式に発表されていないようです。そこで、1つの目安としてTOEICで必要とされる単語数をスコア別にご紹介します。
TOEICスコア別単語数
400点 | 3,000単語 |
---|---|
500点 | 4,000単語 |
600点 | 5,000単語 |
700点 | 7,000単語 |
800点 | 8,000単語 |
900点 | 10,000単語以上 |
15,000単語知っていた場合、TOEICに出題される英単語の96%をカバーできるといわれています。
英検で出題される単語数
英検もTOEIC同様、出題単語数は正式には発表されていないようです。
英検級別単語数
5級 | 300~600単語 |
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4級 | 600~1,300単語 |
3級 | 1,250~2,100単語 |
準2級 | 2,600~3,600単語 |
2級 | 3,800~5,100単語 |
準1級 | 7,500~9,000単語 |
1級 | 10,000~15,000単語 |
級が上がるにつれて単語数が増加します。
上記記載の各級の単語数は一般的な目安であり、日本英語検定協会が定めているものではありません。あくまでも目安として参考にしてください。
TOEICと英検以外の英語関連の資格
英語関連の資格には、TOEICと英検のほかにもさまざまなものがあります。ここでは、「TOEFL」と「IELTS」の2つをご紹介します。
TOEFL
TOEFL(トーフル)は、1964年に英語を母国語としない人の英語のコミュニケーション能力を測定する試験として、TOEICを開発した米国の非営利教育団体である「ETS」によって作成されました。試験では、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能が問われます。
こちらの試験は、アメリカをはじめ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダといった主に英語圏の大学・大学院入学希望者の英語力を判定する際に用いられます。そのため、TOEICよりも難しいとされ、国際的な認知度、知名度が高い試験です。また、「読む」「聞く」だけが測定されるTOEICよりも信頼性があるといわれています。
IELTS
IELTS(アイエルツ)とは、「ケンブリッジ大学英語検定機構」と「ブリティッシュ・カウンシル」、それからIDP Educationにより協同運営されている英語の能力を測定する試験です。TOEFL同様、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能が問われます。
IELTSは、イギリス、オーストラリア、カナダなどへ留学や研修に行くために英語力を証明するのに最適な試験です。また、オーストラリア、ニュージーランド、カナダへの移民には、この試験の受験が必要条件となっています。