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例えば、歩きながら、遊びながら、部屋のお片付けをしながら、子供が自分で作ったオリジナルの歌を機嫌よく歌っているところを見たことはありませんか。そのような様子を見ていると「自分の子供には音楽の才能があるかもしれない」と考えることもあるのではないでしょうか。今回は音楽のなかでも、歌詞を書き上げる作詞家の仕事内容や作詞家になる方法、作詞家に向いている子供の特徴をご紹介します。
もくじ
作詞家の仕事内容
作詞家は曲の歌詞を作る仕事です。一言に歌詞を作るといっても、演歌、ロック、ラップ、アニメソングとさまざまなジャンルがあり、作詞家はジャンルに合わせて歌詞を作る必要があります。
作詞家の仕事は曲が先に決まっていて、曲に合わせて歌詞をつける場合と、歌詞を先に作って後から歌詞に合わせて曲をつくる場合の2つのパターンがあります。現在は曲が先に決まっているパターンが多いようです。
また、曲が先に決まっている場合も、歌詞から先に作る場合も何でも自由に歌詞を書いてもいいわけではありません。作詞家は誰に向けた歌なのか、誰が歌うのか、歌のテーマは何かなどを考えて歌詞を作る必要があります。
例えば、アニメソングの場合を考えてみましょう。「名探偵コナン」、「ドラえもん」、「プリキュア」など、子供が好きなアニメの冒頭に流れるオープニングソングがアニメの雰囲気に合っていなければ台なしではないでしょうか。
作詞家は作品に合った歌詞を作る必要があり、ときには歌詞を作る前に作品に関する資料などを読み込むこともあります。作詞家というのは自分を表現するアーティストというよりは、依頼者のニーズをくみ取り、要望にあった歌詞を提供する職人といったイメージが近いかもしれません。
それでは、作詞家の仕事はどうやって決まるのでしょうか。作詞家の仕事は作詞家を指名して仕事を依頼する指名制のものと、コンペ形式で行うものの2つのパターンがあります。始めのうちはコンペ形式で仕事を獲得する方が多くなるでしょう。コンペは多くの作詞家と競い合って仕事を獲得するため、最初のうちはなかなか仕事が獲得できないかもしれませんが、あきらめずに挑戦することが大切になるでしょう。
作詞家になる方法
作詞家になるために必要な資格はありません。また、作詞家になるために決まった道筋もありません。ここでは作詞家になる3つの方法をご紹介します。
作家事務所と契約する
作曲家や作詞家などが所属する作家事務所と契約するという方法があります。作詞家が仕事を獲得する手段としてコンペに参加するというものがあります。プロのコンペは基本的には一般に公開されておらず、作家事務所や音楽製作企業などを通して情報を得る必要があります。そのため、作家事務所に所属することで、コンペに参加することができるようになります。
また、作家の事務所はレコード会社などに向けて営業活動を行っているため、自分で営業活動までする必要はなく、作詞に専念できるというメリットもあると言えるでしょう。
音楽関連企業と契約する
ソニーミュージック、Victor Music Artsといったレコード会社やプロダクションと契約するという方法があります。レコード会社や音楽プロダクションは随時作詞家の募集をしている場合やオーディションという形で募集している場合があります。自分の作品を提出し、会社の目に留まれば契約することができ、作詞家デビューに向けたサポートを受けることができるでしょう。
フリーで活躍する
作詞家事務所や音楽関連企業とは契約せずに、フリーで活躍するという方法もあります。最初のうちからフリーで仕事を獲得するのは困難なことかもしれません。ただし、今や、YouTubeやニコニコ動画、ソーシャルネットワーキングサービスを通して、自分の作品を簡単に全世界に配信できるようになっています。そのようなサービスを通して、自身の才能を世間にアピールして、作詞家の仕事依頼を待つという方法もあるでしょう。