大学無償化について反対する理由
一見、ポジティブな内容に思える大学無償化ですが、反対する意見にはどうようなものがあるのでしょうか。
財源の確保について
大学無償化の財源は、2019年10月に予定されている消費税率10%への引上げによる増収分の一部を財源とされています。増税は、日々の生活に大きく関わるものですから、大学無償化などの恩恵を受けない世帯にとっては負担と感じられるでしょう。
対象生徒のやる気の問題について
現在の私立4年制大学の平均費用は、文科系学部で約395万円、理科系学部で約521万円となっており、非常に高額です。それが無償化や減額されることにより、対象生徒の心的負荷が軽減され、学習意欲が低下することが懸念されています。
貧富の差が開くのではないかという懸念
大学無償化は、もともと貧富の差をなくすために導入を考えられましたが、大学無償化で浮いたお金を、習い事や予備校、ダブルスクールなど、知識や技術の会得の手段に使うことで、将来的に更なる貧富の差が生まれるのではないかという考え方もあります。
おわりに
いかがでしたか?大学無償化について情報を知ることは、自身の今後の家庭の経済計画をたてる上でも参考になるのではないでしょうか。
また、大学無償化への賛成意見と反対意見をかんがみて、大学進学の在り方について、もう一度考えてみましょう。
参考
大学無償化、私大授業料は70万円まで支援|日本経済新聞
高等教育段階の教育費負担軽減|文部科学省
経済財政運営と改革の基本方針2018|内閣府
大学無償化へ 大学授業料無償化の最新情報 2018|高校授業料無償化 最新情報 2018年・2019年
大学無償化はいつから?対象や年収条件は?|お金のカタチ