「つくし世代」はどんな特徴を持っている?
「つくし世代」の人には、どのような特徴があるのでしょうか。今回は「つくし世代」の特徴を3つご紹介します。
つながりは深く狭く!信頼できる仲間を好む
「つくし世代」の特徴について、藤本さんは別のインタビューで以下のように述べています。
「地元志向が強く、気心が知れた仲間や自分を必要としてくれる周りの人たちを大事にする傾向にあります。」
(引用元:「ゆとり」や「さとり」の進化系 「つくし世代」との付き合い方|日刊ゲンダイDIGITAL)
「最近の若者は付き合いが悪い」という言葉を耳にしたことがある人もいるでしょう。しかし「つくし世代」の人々は、気心の知れた地元の仲間を大切にし、集まりを楽しむ傾向があるのです。人付き合いをないがしろにしているわけではないと言えるでしょう。
共感と思いやりの「それな」や「いいね」
「つくし世代」の「つくし」は「尽くし」であるとされるように、「つくし世代」は相手に共感したり、思いやりの気持ちを示したりする特徴があります。
この共感の姿勢について、藤本さんはインタビューで以下のように解説しています。
「人が言ったことにまず『それな』『そうだよね』『分かるよ』と返してあげます。話はそこからスタートします。この一言で、彼らが『自分の味方なんだ』『この人のために頑張りたい』と、尽くし尽くされの関係が生まれやすいのです」
(引用元:「ゆとり」や「さとり」の進化系 「つくし世代」との付き合い方|日刊ゲンダイDIGITAL)
「つくし世代」の若者が使用する言葉の中に、「それな」という言葉があります。カジュアルな言い回しで相手に共感してあげることで、仲間意識を高めていると言えるでしょう。
恋愛に淡白?「つくし世代」でも結婚したい!
また、若者の恋愛について「草食系」という言葉が流行したことがありました。「つくし世代」は恋愛や結婚について、どう考えているのでしょうか。
株式会社オーネットが2018年に成人した600名を対象に、恋愛・結婚についての意識調査を行いました。その結果、「結婚したいか」という問いに対して「結婚したい」と回答した割合は、以下のような結果となりました。
(参照元:第23回新成人意識調査2018年「新成人」の恋愛・結婚に関する意識調査||Rakuten O-net)
最近の若者は恋愛に淡白であるとよく言われます。1990年代に比べれば、全体的には下降傾向にあることがグラフからも伺えますが、それでも、時代を問わず、成人になったばかりのおよそ8割の若者は、結婚対して前向きな感情をもっているようです。