奨学金の月々の返済額と機関は?
奨学金の返済額は、借りた金額や返済方式によって異なります。
所得連動返還方式の場合
毎年の所得に応じて返還月額が変わるため、返還期間(回数)は定まりません。
所得や貸与総額によって返還期間(回数)は異なります。定額返還方式の場合
返還期間(回数)は貸与総額および割賦方法に応じて決まります。
ア.月賦返還 借用金額を「奨学金返還年数算出表」に定める割賦金の基礎額で割って得た返還年数(小数点以下切り捨て)の12倍した回数となります。
イ.併用返還 月賦分の返還回数は上記ア.と同じです。
半年賦分の返還回数は借入金額を「奨学金返還年数算出表」に定める割賦金の基礎額で割って得た返還年数(小数点以下切り捨て)の2倍した回数となります。
(引用元:返還期間(回数)|独立行政法人日本学生支援機構)
奨学金の借金を返済するために必要な知識は?
奨学金の返済は別で生活プランを立てる
収支のバランスを再度見直す必要があります。月々の収入に対して、家賃、食費、光熱費、通信費、奨学金の返済額を紙に書き出しましょう。
家賃や奨学金の返済額といった固定費は、月々支払わなければならない額が決まっているため、節約できる食費や光熱費、通信費をいくら削れば生活が成り立つのかを計算し直してみます。
収入に対して支出がオーバーしている場合は減らす、もしくはアルバイトを増やして収入を増やすというように奨学金を確実に返すプランを立てることが大切です。
奨学金の返済が難しいときに利用できる制度を利用する
生活が苦しくて自力で奨学金を返済できない場合、日本学生支援機構が提供している「減額返還制度」「返還期限猶予」「返還免除制度」を利用するというのも1つの手です。
返済期間を過ぎて督促を無視していると、個人信用情報機関に事故情報としてブラックリストに載ってしまいます。クレジットカードが作れないということにならないためにも、1度きちんと相談しましょう。
まとめ
「奨学金=お金を借りていること」
借りたものはきちんと返す義務があります。生活が苦しくてどうしても返済が難しいという場合は、支出バランスを見直す、あるいは日本学生支援機構が提供している「減額返還制度」「返還期限猶予」「返還免除制度」を利用して、確実に返していきましょう。
参考
平成27年度奨学金の返還者に関する属性調査結果|独立行政法人日本学生支援機構
国公私立大学の授業料等の推移|文部科学省
割以上の人が活用した奨学金、返済額は平均288万、完済までは約16年|マイナビスチューデント
奨学金の月々の返済額と返済期間、教えて。【奨学金なるほど相談所】|MANABI SEED
第一種(無利息)| JASSO