【例文あり】奨学金を確実に借りるための申請理由をご紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

病気や介護の家計負担が理由の場合

【例文1】教材費用や通学費用がかかる

両親の給与水準は平均よりも低く、昇給の見通しもないため大学進学にかかる費用を全てカバーするのは極めて困難な状態です。学費や教材費、交通費、一人暮らしにかかる引越し・生活費を鑑みても、現在の世帯収入で賄える状況ではありません。また、持病の◯◯の治療費や医療代なども家計を圧迫している状況です。家計の負担を軽くし、学問に専念するため奨学金による経済的サポートを希望いたします。

【例文2】留学したいが家計に余裕がない

祖父の入院や看護施設入居にともない、現在家計は大変厳しい状況にあります。私の大学生活にかかる費用は両親が働いて負担できる額ではなく、語学留学するためにはどうしても奨学金の金銭的サポートが必要な状況にあります。学業に励みつつ就職活動をし、卒業後は家族を支えて社会に貢献していきたい所存です。

将来実現したい夢や希望が理由の場合

【例文1】アルバイトする余裕がない

両親は私が10歳のころに交通事故で亡くなり、高校3年生まで母方の祖父母に育てられました。しかし、祖父母は高齢で年金での生活であることから、祖父母からの援助は望めません。幼少のころからの夢である薬剤師になるため、奨学金での金銭的サポートが必要です。貴機構の奨学金を利用し、これまで以上に学業に専念していきたいと考えていますので、何卒宜しくお願いします。

【例文2】夢を実現したいが厳しい状況にある

両親の収入を合わせても平均水準よりも少なく、大学進学によって家計をさらに圧迫してしまい、家族の生活が成り立たなくなってしまいます。将来は弁護士を目指しており、学業に専念したいという気持ちが強く、両親からも厳しく育てられたことから、アルバイトで学費を工面するということはできない状況です。貴機構の第二種奨学金を借りることによって、学費の支払いをしたいと考えております。

【例文3】父親の定年退職によって世帯収入が激減

私の家庭は会社員の父と専業主婦の母の3人家族ですが、来年1月に65歳をむかえる父が定年退職します。しかし、住宅ローンが25年残っており、薬科大学に進学するための費用を捻出するのが困難な状況です。私は大学進学を強く望んでおり、薬剤師として将来の道を自分で切り拓いていきたいと思っています。こうした理由から、貴奨学金を希望します。

まとめ

奨学金は、経済的な事情から大学や専門学校への進学断念を余儀なくされた意欲のある若者の授業料や生活面をサポートする制度です。奨学金を確実に受け取るためには、学校での成績だけではなく、奨学金制度を受けるに値する申請理由が重要となります。学業と関係のない理由で嘘をつくことは絶対に避けましょう。

また、奨学金申請には家庭の所得・支出額の記載が必要となるため、子供本人だけで決めず、必ず両親も話し合ってください。

参考
高等教育進学サポートプラン|文部科学省
専修学校生の学生生活等に関する調査研究|株式会社リベルタス・コンサルティング
日本学生支援機構
文部科学省が新たな奨学金のサポートプランを公表|大学ジャーナル
奨学金事業の充実|文部科学省
平成27年度奨学金の返還者に関する属性調査結果|日本学生支援機構
奨学金申請理由の書き方を分かりやすく解説/作文,例文,家庭事情|奨学金なるほど相談所
奨学金家庭事情 申請理由の書き方: 例文100選|奨学金申請理由 家庭事情の例文と書き方

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