奨学金とは? 貸与型・給付型の種類や借りる方法をわかりやすく紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

奨学金とは? 種類や借りる方法をわかりやすく紹介

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親としては、「子供を大学に進学させたい」と思いつつも、その学費がネックとなるとき、重要になってくるのが、奨学金の制度です。そこで今回は、日本学生支援機構(JASSO)の制度を中心に、若者の夢をサポートする奨学金制度について詳しくご紹介します。

奨学金とは?

そもそも奨学金とは、学習・成長意欲のある能力を持った学生の授業料や生活費を負担してくれる学業支援制度です。奨学金制度には、国や自治体、民会団体といった公的機関のほか、大学独自の奨学金制度も存在します。

一概には言えませんが、制度によっては第1次と2次の審査が設けられることが多く、学習意欲や進学の意思といった細かな確認が行われ、一定の基準をクリア・通過した人のみが晴れて奨学金制度を受けることができるのです。

近年、政府は家庭の経済的理由から授業料を払えないという理由で、子供の大学進学を断念せざるをえない人がいるという状況を改善すべく、様々な政策を行っています。2017年には、文部科学省は「高等教育進学サポートプラン|文部科学省」を公表しました。「高等教育進学サポートプラン|文部科学省」は、学習・成長意欲を持つ多くの若者が経済的な理由から大学や専門学校への進学を断念することのないよう、手厚いサポートを行うというものです。大学や専門学校の入学にかかる費用を負担し、一定の条件を満たした希望者全員に無利子奨学金を貸与。奨学金は返さなければいけないお金ですが、経済的な理由で継続して返済することが困難な人に対し、最長10年間、月々の返済金額を2分の1に減らす新制度の導入が挙げられます。

代表的な奨学金に、2004年設立の「日本学生支援機構」が挙げられます。文部科学省所管の独立行政法人で、4年制大学、短期大学、専門学校に進学する際に申し込むことが可能です。ここからは、「日本学生支援機構」を例に挙げながら奨学金の種類や申請方法について解説していきます。

奨学金制度の種類

奨学金制度の種類

「借りる」奨学金(貸与型)

大学や専門学校を卒業後に返さなければならない、貸与型の奨学金制度です。貸与型奨学金は、4年制大学や短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)、大学院への進学を希望する、学習意欲のある学生を対象としています。日本学生支援機構の貸与型奨学金には、無利息の「第一種奨学金」と利息型の「第二種奨学金」2種類があります。

以上の奨学金制度は国から支援を受けている日本学生支援機構による奨学制度です。他にも、銀行が行っている教育ローンや、働きながら学校に行くことで在学中に奨学金を返済することもできる「新聞奨学生」の制度などさまざまな制度があるので、家庭の経済状況、成績、志望校に学費に合わせてピッタリのものを探してください。ただ、ここでは、日本学生支援機構の奨学金制度にフォーカスして話をしていきます。

大学や専門学校を卒業後に返さなければならない、貸与型の奨学金制度です。貸与型奨学金は、4年制大学や短期大学、高等専門学校、専修学校(専門課程)、大学院への進学を希望する、学習意欲のある学生を対象としています。日本学生支援機構の貸与型奨学金には、無利息の「第一種奨学金」と利息型の「第二種奨学金」2種類があります。

以上の奨学金制度は国から支援を受けている日本学生支援機構による奨学制度です。他にも、銀行が行っている教育ローンや、働きながら学校に行くことで在学中に奨学金を返済することもできる「新聞奨学生」の制度などさまざまな制度があるので、家庭の経済状況、成績、志望校に学費に合わせてピッタリのものを探してください。

無利息「第一種奨学金」

成績優秀な優れた学生に対して、母子家庭、実家の会社が倒産したといった、家庭の経済的な理由によって学修することが困難な人の学費をサポートするというもの。

「第一種奨学金」へ申請・受ける場合は、学校の種別(大学院・大学・短期大学・高等専門学校・専修学校)、通学形態によって借りられる上限が決められています 高校での成績が5段階評価で3.5以上というように、厳しい申請基準をクリアする必要があるのです。(尚、住民税非課税世帯など家庭が困窮している学生のみ成績基準が免除され、実質なしとされています)

利息型「第二種奨学金」

国内の大学院、大学、短期大学、高等専門学校(4・5年生)、専修学校(専門課程)の学生を対象とした奨学金制度です。在学中は利息は付きませんが、借りた奨学金の額に対して、1年あたり3%を上限とする利息がプラスされます。

「第一種奨学金」のように成績基準がない分、家庭の収入面が重要な審査ポイントとなります。ただし、一度でも大学へ入学したことがある人、高等専門学校第4学年に進級した経験のある人は申し込むことができません。「第一種奨学金」よりも審査はゆるめだと言われています。詳しい応募基準については、下記の通りです。

1.対象
国内の大学院・大学・短期大学・高等専門学校(4・5年生)・専修学校(専門課程)の学生・生徒が対象です。

2.利息
年(365日あたり)3%を上限とする利息付です。なお、在学中は無利息です。

3.選考
第一種奨学金よりゆるやかな基準によって選考された人に貸与します。

4.貸与額
大学院においては5種類の貸与月額から、大学・短期大学・高等専門学校(4・5年生)・専修学校(専門課程)においては11種類の貸与月額から、それぞれ自由に選択できます。

(参照元:第二種(利息が付くタイプ)| JASSO

「もらう」奨学金(給付型)

給付型と呼ばれる、返済がいらない奨学金。応募条件は上記でご紹介した貸与型と比べてみると、成績評価が3.5以上と間口が非常に狭いのです。ちなみに、日本学生支援機構では、下記(1)~(3)のいずれかの該当する人に応募資格が与えられます。ただし、過去に一度でも4年制大学や短期大学、専門学校に入学したことのある人は、応募することができないのでご注意ください。

1.在学状況等の要件

(1)大学・短期大学・専修学校の専門課程に進学を予定している高等学校等の最高学年(高等専門学校の第3学年)、または高等学校等を卒業後(高等専門学校の第3学年を修了後)2年以内の人

(2)高等専門学校第4学年に進級を予定している高等専門学校第3学年または、第3学年修了後2年以内の人

(3)高等学校卒業程度認定試験の合格者(合格後2年以内の人)、または出願者

※高等専門学校の第4学年に編入学する人は、支給対象外となります。

2.家計等の要件

ア.住民税非課税世帯(家計支持者の市区町村民税所得割額が0円の人)

イ.生活保護世帯の人

ウ.社会的養護を必要とする人(※)

※18歳時点で児童養護施設、児童自立支援施設、情緒障害児短期治療施設(平成29年4月~「児童心理治療施設」に改称)、自立援助ホームに入所していた人、又は、18歳時点で里親、小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)委託者のもとで養育されていた人

(引用元:日本学生支援機構|申込資格