給付型の奨学金の利用を考えよう
貸与型の奨学金は、いわば借金をつくることと同じです。安易に高額の借り入れを行うと、卒業後の生活が成り立たないことも考えられます。安易に貸与型の利用を考えず、給付型=返済不要の奨学金制度も視野に入れて検討することも必要です。
日本学生支援機構
日本学生支援機構にも給付型の奨学金があります。住民税の非課税世帯や、生活保護の受給世帯で、高い学習成績を修めている学生を対象に、返済不要の奨学金がもらえます。選考基準は非常に厳しく、募集人数も少ないですが、該当する条件があえば検討をする価値はあります。
新聞奨学生制度
新聞奨学生制度は、新聞配達しながら学校に通うことで、学費を新聞社がつくる団体から負担してもらう制度です。住み込みで働くことになりますが、住居費や光熱費などは販売店側が負担し、学費に関しては新聞社が負担します。その上、給料がもらえるので、学費の心配なく進学することが可能になります。
【まとめ】安易に奨学金を借りてはいけない!
安易に貸与型の奨学金に頼ってしまうと、返済に追われる生活になってしまったり、中には返済ができずに自己破産に追い込まれるケースもあります。貸与型の奨学金は借金であるという意識を持ち、ほかに負担を軽くする方法があるのであれば、その方向で考える必要があります。
保護者ではなく学生自身の負債になるということを常に意識し、借り入れの金額や方法を検討することが重要なポイントです。
参考
参考資料4 奨学金事業関係資料 |文部科学省
奨学金の制度(貸与型)|日本学生支援機構
奨学金の制度(給付型)|日本学生支援機構
仕事内容・待遇について | 産経新聞奨学会 東京事務局
日本学生支援機構|フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地方自治体の奨学金制度とは?|奨学金ガイド
民間団体の奨学金|進路ナビ
奨学金と教育ローンの違い |奨学金なるほど相談所