練習することで得たいもの
練習をする目的は、もちろん本番で成果を出せるようになることです。実際の選考でも結果を残せるように、練習を通して身に付けたいポイントをご紹介します。
場馴れし、緊張しなくなる
まずは「グループディスカッションの場に慣れる」ことが大切です。日常でのコミュニケーションとは異なるものである以上、いきなり本番に臨んでも緊張してしまい、本来の自分の力が出せないということを避けるために実践を積みましょう。初対面の人とチームを組んで制限時間の中で話し合い、答えを出すという経験を何度もすることで、実際の選考でも練習同様に力を発揮できる可能性が高まります。
自分なりの型を身につける
何度も練習する中でグループディスカッションの流れが体で分かるようになってきます。そうすると自分の得意なコミュニケーションスタイルが見えてくるようになるでしょう。例えば自由にアイディアを出すことが得意だったり、問いを立てることが得意だったり、煮詰まった議論を整理することで活性化させることが得意だったり……。人によって得意なスタイルは異なりますが、練習で自分がパフォーマンスを出しやすい場面を抑えておくことで、本番でもここぞという時に真価を発揮できるようになります。
積極性を身につける
企業が選考の際に重要視している「積極性」つまり主体性を身につける上でも練習は効果的です。実際の選考でも発言が少なければ面接官も評価することが難しく、好評価を残すことが難しくなります。グループディスカッションの練習を重ねていくことで、議論に臆せずにより主体的に参加できるようになります。合否が問われない練習では特に、失敗を恐れずに積極的な発言にチャレンジしてみましょう。
まとめ
非日常のコミュニケーションであるグループディスカッションですが、実際の選考に臨む前に何度か練習しておくことは確実にプラスの経験になります。練習会によっては本番さながらの緊張感をもって練習した後に、実りあるフィードバックをもらえることもあります。グループディスカッションに苦手意識を抱いている方は、まずは合否に影響しない練習の機会をフル活用してみてください。
参考
グループディスカッション参加者の役割に基づいた会話状況とコミュニケーション能力の分析
2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果|一般社団法人 日本経済団体連合会
50戦無敗!? グループディスカッションの4つの秘訣|en-courage
グループディスカッション対策完全版!テーマごとの例と議論の進め方・役割の選び方|ONE CAREER