自由討論型グループディスカッションとは?どんなテーマでも成果を出すコツ! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

自由討論型グループディスカッションで成果を出すコツ

一見ノウハウが無いように思える自由討論型のグループディスカッションで成果を出すにはどうすれば良いのでしょうか? ヒントは「自由」という形式にあります。

自由討論のテーマを出題している企業は、出した回答そのものを重要視してはいません。回答に到るまでのプロセス、考え方や道筋、コミュニケーションの取り方、場に貢献する姿勢といったものを見て評価していきます。

議論中に周りが見えず独りよがりな発言をしたり、他の参加者を貶めるようなことを言ってしまう方がいますが、結果として十中八九落ちます。もちろん落ちたくてやっている筈はないので思わずやってしまっているのですが、自分が選考に通りたいがあまりの行動だと思いますので、いったん「合格したい」という気持ちを抑えて冷静になり、「チームで成果を出す」ことに集中するのが結果として自分に良い結果をもたらしてくれます。

ゴールを明確に決める

テーマが「自由」な分、ゴールを明確にしておかないと議論の方向が定まらず、いたずらに時間だけが過ぎていくようなことになりかねません。ディスカッションという名前がついている以上、「何らかの問題を解決する」ために議論をする訳です。いきなりアイディアを出す前に、テーマを基にどのように議論を進めていくか?チームの合意を取ることが大切になります。つまり、「自由」に制限を設け、議論を具体的に進められるようにするのです。

例えば「日本人がもっと英語を話せるようになるには?」というテーマで自由討論を行う場合。

まずこのテーマに答えを出す目的を考えます。つまり、「何をもって答えたことにするのか?」ということをはっきりさせたいのです。「東京オリンピックを控えている中で通訳業務を海外の人材に頼っている状態だ。もともとある程度英語ができる人たちを通訳ができるレベルにまで引き上げるには」という観点にするのか、「今後10年の間に日本の観光地、全国どこに行っても地元の人が困らないレベルで自分たちの土地の良さを外国人観光客に英語で伝えられるようになるには」という観点にするのかで、アプローチが全く異なってきます。

議論のゴールを決めることで道筋がはっきりするのです。より現実の課題感に即したゴール設定にすることで、「社会情勢が分かっている」とアピールすることもできます。

定義をはっきりさせる

ゴールが決まれば定義も明確化させることができます。先のオリンピックの例であれば、「日本人がもっと英語が話せるようになるには?」を「TOEIC800点程度の学生・ビジネスパーソンを通訳に支障がないレベルに半年で持っていくには」など具体的に落とし込んだ状態で議論を進めることができます。ゴールを決めずに「日本人とは?」「英語を話せるとは?」という言葉にいきなりフォーカスした状態で定義づけをしようとすると無意味な議論になりがちなので注意しましょう。

また詳細は本記事では割愛しますが、いわゆるMECE「モレなく、ダブりなく」を意識して論理的に組み立てを試みると定義づけもしやすく、効率の良い議論になり易いです。

参考

MECEとは?マーケターなら押さえておきたい”超”分解術|Urumo

参考:自由討論型ディスカッションのテーマ

自由討論型のディスカッションで出される「唯一の正解がない」テーマ例をご紹介します。実用的なテーマから哲学的だったり、笑えるテーマまで様々です。

  • オリンピックで日本代表選手のメダル獲得数を2倍にする方法を考えてください
  • 「お金」ではない他の価値が一番大切になった世界はどんな世界か?
  • 人間らしさとは?
  • 理想の上司とは?理想のリーダーとは?
  • 幸せの定義とは何か?
  • 働くことの意味は何か?
  • 無人島に一つだけ持っていくとしたら何を持っていくか?
  • 未来と過去、どちらに行きたい?またそこで何をする?
  • ドラえもんの新しい秘密道具を考えてください

まとめ

個人面接と異なり、グループディスカッションでは一緒になったチームとのコミュニケーションの取り方も良く見られます。自由テーマ型に関わらず場に貢献する意識を持ち、

  • ゴールを明確にする
  • 定義をはっきりさせる

以上2点を気をつけたコミュニケーションを取ることが出来れば、どんなテーマの議論でも良い結果を残せるチャンスがぐっと上がります。

特にゴールを決めるということが大切です。限られた時間の中で実りのある議論をするために、チームとしてどこに向かっていきたいのか? 正解が無い以上、議論の質の高さがグループディスカッションにおける「正解」であるといえます。

また、「知っている」と「できる」には大きな差があります。まずは頭に入った知識を活かせるようにたくさん実践を積んでみてください。可能であれば人材企業が主催しているグループディスカッションの練習会や、企業の選考会、合同説明会に参加することをお勧めします。ご健闘をお祈りしています!

参考

2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果|一般社団法人 日本経済団体連合会

現役面接官が教える!GD(グループディスカッション)対策【完全版】|キャリアパーク

【極秘テクニック紹介】グループディスカッション対策・コツを徹底解説|Careefis

MECEとは?マーケターなら押さえておきたい”超”分解術|Urumo

この記事をかいた人

椎茸

早稲田大学教育学部3年。 千葉県出身。子どもと英語が大好きで、早稲田大学教育学部英語英文学科に進学。来年度の教育実習にむけて密かに勉強中。趣味は中学から続けているテニスと旅行。