グループディスカッションの自己紹介でNGな3つのこと
グループディスカッションの自己紹介では、自分の優秀さをアピールすることや長々と話すこと、他人の話しを聞いていない態度を見せることはNGです。ここでは、NGなことの解説と、解決策をご紹介します。
自慢話になっている
グループディスカッションの自己紹介では、優秀さを出すことよりも親しみやすさを出すことの方が大切です。なぜなら、グループディスカッションでは、フラットな関係性の中で意見が活発に交わされる雰囲気をつくる必要があるからです。
【NGな例】
- 大学1年生のときに起業して、年商5千万を達成しました。
- クラウドファンディングで集めたお金で、〇〇に学校を建てました。
エントリーシートや個人面接などでは、結果にフォーカスすることが大切ですが、これから1つのテーマについての解決策を一緒に考えていこうとするメンバーには、失敗談を話した方が有効です。
「この人はすごい人だ」と思わせてしまうと、周りの学生が引いてしまい、遠慮して発言ができなくなったり、議論をぶつけてきたりと、本来のグループディスカッションの目的からそれてしまう可能性があります。
自慢話になっているかどうかは、自分一人では判断しにくいので、同じく就活をしている友人に実際に聞いてもらってフィードバックをもらうことをおすすめします。
話しが長すぎてまとまっていない
話す内容がまとまっていない人は、話しが長いです。グループディスカッションを評価する採用担当者はビジネスマンであり、話しを端的に伝えることを日々意識している人たちです。エレベーターピッチという言葉があるように、エレベーターに乗っている短時間で自分の存在や企画をアピールするのが日常です。そんな人たちを前に、話す内容がまとまっていない姿を見せることは、確実なマイナス要素です。
しかも、自己紹介は就職活動をしていたらさまざまな場面で求められることは事前に分かっており、事前に準備することができます。それができていないということは、就職する意欲そのものを疑われかねないと重く受け止めましょう。
そうならないためにも、自己紹介は10秒・30秒・1分の3パターンは用意しておくことをおすすめします。
他人の自己紹介を聞いていない
リクナビの調査によると、グループディスカッションで人事担当者は、積極性や協調性、コミュニケーション力を見ています。
自己紹介が簡潔にまとまっていても、他人の自己紹介を聞いているそぶりがない参加者は、協調性やコミュニケーション力に欠けると判断されてしまうでしょう。
(参照元:グループディスカッションとは?流れやポイントを紹介|リクナビ2021)
心の中では話しを聞いていても、外から見ている人には伝わりづらいです。聞いていることを示すためには、程よい相槌を入れたり、話している人の目を見たり、体を向けたりするというパフォーマンスも必要です。