英検CBTの試験概要と申し込みの流れとは?受験時の注意事項も解説

英検CBTは、英検をコンピュータ形式で受験する検定テストです。近年では、大学入試時の優遇措置や合否判定材料として英検CBTの資格が加味される場合もあります。

こちらの記事では、英検CBTの試験概要や申し込み時の流れをメインに関連情報を解説していきましょう。

英検CBTとは?

英検CBTは、2013年より開始された資格試験であり、英語4技能(スピーキング・リーディング・ライティング・リスニング)の能力を測定するテストです。コンピュータを用いて解答するのが大きな特徴です。ちなみに、「CBT」は「Computer Based Testing」の略称です。

スピーキングテストはヘッドフォン用いた録音形式で行われます。大学受験者の場合、受験する大学が英語外部検定利用入試の対象であれば、出願時に英検CBTの資格を記載できます。

2019年には、大学受験生を対象に「英検2020 1day S-CBT」という試験がスタートし、英検CBTと同じ試験内容で展開。長崎の五島地方など地方の受験生が地元で受験できるよう配慮されています。

英検CBTと英検の共通点・相違点

これから英検CBTを受験する人にとって知りたいことの一つは、従来型英検の共通点と相違点ではないでしょうか。

まず、英検CBTと従来型英検に共通なのは、各級のレベルと問題形式が同じという点です。よって、勉強方法や受験対策は両者とも同じで構いません。ほかに、履歴書などの資格取得の欄にも従来型英検と同様に「英検CBT2級取得」などと記載できます。

次に、両者の相違点は、後の「英検CBTの試験概要」でも詳しく触れていますが、受験できる級・試験日程・試験会場の数です。ほかに、スピーキングテストの方法にも違いがあります。

英検CBTの試験概要

英検CBTの試験概要は以下の通りです。

対象の級および試験内容

英検CBT対象の級は、準1級・2級、準2級、3級の4つです。

試験内容は従来型英検と同じく、英語4技能(スピーキング・リーディング・ライティング・リスニング)という構成です。

テストは、コンピュータだけでなくヘッドフォンを用います。スピーキングテストから開始されますが、従来型英検の対面面接と違い、動画で流れてくる面接者の質問に答える形となります。制限時間がある上、受験者のペースに合わせてはくれないので、瞬時に思ったことを答えられるようトレーニングが必要と言われています。

また、試験の時間配分は以下の通りです。

英検CBTの英語4技能別・試験時間

リーディングとライティングの時間は、両方を合算して記載しています。

各自のペース配分で進められます。

試験級 スピーキング リスニング リーディング・ライティング 全体の
試験時間
準1級 15分 30分 90分 135分
2級 15分 25分 85分 125分
準2級 15分 25分 75分 115分
3級 15分 25分 50分 90分

試験内容 | 英検CBT | 公益財団法人 日本英語検定協会より筆者作成)

試験日程

英検CBTの試験は、第1回検定(4・5・6・7月の毎月実施)、第2回検定(8・9・10・11月の毎月実施)、第3回検定(12・1・2・3月の毎月実施)の3つに分けて行われています。英語4技能の検定を1日で行うため、従来型のような2次試験はありません。

ただし、第1回検定で不合格となった場合、同じ第1回検定期間中に同じ級を受験することはできません。再チャレンジしたい場合は、次回の検定期間以降に受験することになります。

試験会場

英検CBTの試験会場は、本部によって振り分けられる従来型と違い、申し込み時に各自希望する会場を選択します。ただし、各会場の座席数には限りがあるため、場合によっては満席で希望の会場では受験できないことがあるかもしれません。

なお、2020年度の英検CBTは全国15都道府県の試験会場で実施されます。

詳しくは、こちらをチェックしてください。

検定料

英検CBTの検定料は、従来の英検より「高い」という声が挙がっていましたが、2020年4月以降、改定されることになりました。準1級の場合は現状の9,800円から7,400円になるなど、ひと通り安くなります。詳細は以下のとおりです。

2020年4月以降の検定料

試験級 検定料
準1級* 7,400円
2級 6,400円
準2級 5,900円
3級 4,900円

参考

実用英語技能検定 2020年度実施 検定料改定のお知らせ|公益財団法人 日本英語検定協会