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新卒で企業へ入社したものの、やりたい仕事に再チャレンジするなどの理由で3年以内に離職し、「中途=第二新卒」として転職した人や転職したいと思っている人も少なからず存在します。
こちらの記事では、第二新卒としての転職を成功へと導くためにしておきたいことを紹介しましょう。
もくじ
第二新卒の定義
第二新卒とは、大学・短大・専門学校などを卒業して一旦就職したものの短期間で離職し、転職活動を行っている層をいいます。
第二新卒の明確な定義はありませんが、求人媒体などにおける第二新卒の基準は、おおむね「学校を卒業してから3年以内」です。
ちなみに厚生労働省「新規学卒就職者の学歴別就職後3年以内離職率の推移」(※下記に資料へのリンクあり)によると、1995年以降、大学を卒業してから3年以内に転職する割合は3割を超えています。一部企業には、第二新卒の受け入れ枠を設けているところもあります。
参考
新規学卒就職者の学歴別就職後3年以内離職率の推移|厚生労働省
第二新卒の転職を成功させるためにしておきたいこと6つ
第二新卒として転職を成功させたいという思いがあるなら、次の6つのことを意識しておきましょう。
転職スケジュールを考える
転職を思い立ったらすぐにインターネットで求人をチェックする人もいますが、スムーズに転職活動を進めたいなら、転職スケジュールを考えるのが先です。
例えば「2020年5月までに転職先を決める」など、目標をある程度定めておくとスケジュールが逆算でき、転職に結びつくタスクも決まってきます。そして、「2020年3月の○○会社の第二新卒説明会に参加する」「○○の資格を取得する」といった具体的な要素が洗い出されます。
履歴書と職務経歴書は体験談を盛り込んだ内容に仕上げる
第二新卒で満足のいく転職ができたという人の多くは、履歴書や職務経歴書に自分の希望だけでなく、大学時代や前職で体験したことを盛り込むと内容に深みが増し、面接担当者側からの「共感」を得やすくなります。
譲れない条件を決めておく
第二新卒として転職するなら、自分がどうしても譲れない条件を決めておきましょう。条件をある程度決めておくことで、自分が希望するワークスタイルをイメージできます。
また、転職エージェントの登録時には「通勤は自宅から30分以内」「9:00~18:00就業」などの細かい条件にチェック入れておくと、スカウトメールも入りやすくなり、良い転職先に巡り合えるかもしれません。
転職理由をポジティブな内容にする
第二新卒で転職活動をする場合に必ず聞かれるのが「新卒で入った会社を早く辞めた理由」です。
「人間関係でのトラブル」「給与や待遇に不満があった」などのマイナスな内容を書いたり述べたりすると、失敗につながるかもしれません。なぜなら、採用担当者に「ちょっとしたことでギブアップし、再び転職する可能性がある」という印象を与えてしまうからです。
転職理由を聞かれたら「御社が取り組んでいる事業に挑戦したいと思い、第二新卒として志願させていただきました」など、ポジティブな内容を答えましょう。
自己分析をしっかり行う
第二新卒で転職を成功させたいなら、自己分析をしっかり行いましょう。
今までの自分を振り返ると、「人前だとあがってしまう」「ラグビー部で主将をしていたので、俯瞰する力が優れている」などが思い浮かぶでしょう。
それらをまとめると、「自分は周りをまとめるのが上手な人間だ」といった自己分析ができます。そして自己分析の結果は、履歴書や職務経歴書や面接の回答に反映し、内容をブラッシュアップさせましょう。
第二新卒だからこそ評価されるポイントを意識する
第二新卒は「経験が浅い」などネガティブにとらえられることもありますが、企業の中には新卒よりも社会人経験と常識を備えた若い層として「歓迎」する動きも見られます。実際に新卒よりも第二新卒の採用に力を入れている企業も存在します。
企業側が第二新卒を評価し採用しようとする主なポイントは、仕事に対するやる気・ポテンシャル・バイタリティの3つだと言われています。ほかに明確なキャリアプランを持っている第二新卒も、企業側に高く評価されています。
第二新卒で転職を考えている人は、新卒にはない良さや魅力を意識して行動に移しましょう。