職務経歴書に書く志望動機は、書類審査の合否を左右する重要な項目です。では、採用担当者は志望動機を読むことで、求職者のなにを判断しようとしているのでしょうか。そして、採用担当者が「会ってみたい」と思うような志望動機はどのように書けば良いのでしょうか。当記事では、職務経歴書に志望動機を書く理由を解説した上で、志望動機の書き方や具体例をご紹介します。
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採用担当者が職務経歴書の志望動機を重視する理由
転職サイト「マイナビ転職」が採用担当者に中途採用の応募書類で重視する内容をアンケートしたところ、「職務経歴」(34.3%)に次いで2番目に重視しているのが「志望動機・志望理由」(19.0%)でした。
職務経歴は、企業の欲しい経験・知識・スキルを持った人材かどうかを判断する上で重視されます。ではなぜ採用担当者は職務経歴書の志望動機も重視するのでしょうか。
参考
企業風土との相性を確認したい
書類選考や面接に合格して採用される人材は、応募企業が求めている能力や知識・スキルの持ち主です。そのため、企業風土と合わないことを理由にすぐに退職されてしまうと損失を被ります。応募企業側は求めていた優秀な人材が、採用後も企業風土になじんで、長く利益を生み出してくれるかどうかを職務経歴書の志望動機で確認します。
数ある企業の中から選んだ理由が知りたい
日本には約400万の企業があり、1つの業種をとっても競合する企業が数多くあります。そのため、数ある企業の中で応募企業を選んだ理由や根拠を知るために、志望動機を重視します。
参考
日本の企業数、起業や倒産数、起業家数などのデータ(2019.4.22)|シゴクリ
求職者同士の差別化を図りたい
「履歴書」はJIS規格で定型フォーマットが決まっているため、志望動機を書くスペースが最小限に限られています。対して、「職務経歴書」は定型フォーマットがないためボリュームや内容を自由に決めて書くことができます。
職務経歴書の志望動機を読めば、求職者がどの程度応募企業を事前に調べて就職活動に臨んでいるのか、という求職者の本気度が分かります。それによって、求職者同士の違いを見極める目的があります。
採用されたい!職務経歴書の志望動機の構成
職務経歴書の志望動機は採用担当者が重視して読む項目なので、採用されるためには「分かりやすく」「好印象を残せる」ように書く必要があります。そこで、読みやすくインパクトを残せる職務経歴書の文章構成をご説明します。
【経歴】自分の持っているスキルや経験をアピールする
志望動機の冒頭は「自分が学生時代や前職でどのような活動や仕事をしていたか」を簡潔に書きましょう。採用担当者はたくさんの職務経歴書を読むことになるので、冒頭でインパクトを残せないと、興味を持って最後まで読んでもらえない可能性があります。
そのため、今回募集するに至った決定打を明確に、かつ簡潔に書きましょう。具体的な内容は、応募企業が求める人物像とマッチするように、応募企業の求人票やホームページ、企業案内資料を熟読して決めましょう。
【志望動機の第1構成「経歴」の具体例】
など |
【挑戦】自分の経歴が企業で生かせると考えた根拠
志望動機の第2部は、次の2つの視点を融合させて書くことを意識しましょう。
- 応募先の企業の魅力(志望理由)
- 現在の会社で実現できないこと(退職理由)
志望理由と退職理由に一貫性を持たせることで、応募企業だからこそできる求職者独自の挑戦を伝えることができます。
そのため、志望理由は「応募企業ならではの特長」を捉えて書く必要があります。これが明確に捉えて書かれているかどうかで、求職者の本気度を測ることができるので、力を入れて書きましょう。
【志望動機の第2構成「挑戦」の具体例】
など |
【貢献】自分を採用した場合の企業側のメリット
志望動機の第3部は、上記【経歴】と【挑戦】の2つに結び付けて「自分だからこそ応募会社に貢献できるメリット」を伝えましょう。
転職サイト「タイプ」のアンケートからビジネスパーソンとして必要な能力のうち、重要度の高い順に並べたのが次の表になります。応募企業は利益をもたらす人材を求めているため、下記能力を存分に発揮して応募企業により多く貢献するという決意を伝えると、採用に有利に働きます。
【企業が求職者求める能力】
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参考
Q21.今後、仕事をする上で必要だ(伸ばしたい)と思う能力はどれですか|タイプ