履歴書は就職や転職活動をするときには必ず使用しますが、それ以外のときはなかなか目にしないもの……。一定の履歴書には印鑑が必要なのはご存じでしょうか? どんな印鑑を使用すれば良いのか、履歴書に使用する印鑑には決まったルールがあります。この記事では履歴書の印鑑に関する情報をご紹介します。ぜひ履歴書作成時の参考にしてください。
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履歴書に印鑑は必要?
履歴書に印鑑が必要かどうか……。それは決められた様式によって異なります。どのような場合に印鑑が必要で、どのような場合に不要なのかを知っておくと便利です。
必要なケース①・押印欄がある場合
履歴書には2つの様式があります。氏名の横に押印欄がある様式と、押印欄がない様式です。準備した履歴書に押印欄がある場合には、印鑑を押印する必要があります。
印鑑を押印するのは『氏名に記載された人物が確かに記入しました』という意味があります。後にご紹介する履歴書に適した印鑑を押印するようにしましょう。
必要なケース②・企業から指定された場合
応募先の企業によっては押印欄のある履歴書を指定されたり、企業独自の履歴書に押印欄があるケースがあります。応募先の企業から指定された場合は、必ず印鑑の押印が必要になります。押印欄の場所が通常の履歴書と異なる場合もありますので、きちんと確認の上、適した印鑑を押印してください。
不要なケース①・押印欄のない履歴書の場合
応募先の企業から履歴書の指定がなく、市販の履歴書を使用する場合、押印欄がない履歴書であれば、印鑑の押印は必要ありません。近年ではPCで履歴書をダウンロードして作成する就活生も多くいます。ダウンロードする履歴書の多くは押印欄がありません。応募先の企業から押印の指定がない場合は、そのまま提出して問題はないでしょう。
最近では押印欄のない履歴書も
履歴書の押印については、現在流通している履歴書は押印欄がないものの方が多くなっています。これは平成9年に総務庁から通達された「押印見直しガイドライン」が背景にあります。「押印見直しガイドライン」では、
記名(自署が義務づけられていない。)に押印を求めている場合と、署名(自署が義務づけられている。)に押印を求めている場合とに分けて見直しを進める。
中略
押印を求める必要性や実質的意義が乏しく、押印を廃止しても支障のないものは廃止し、記名のみでよいこととする。
(引用元:押印見直しガイドライン|総務庁)
とされており、履歴書もこの見直しの対象とされているからです。押印欄がある履歴書や企業からの指定があるケース以外は、押印しなくても支障がないということになります。
履歴書に印鑑を押すときの注意点
押印が必要な履歴書を作成する場合には、いくつかの注意点があります。知らなかったでは済まされないルールもありますので、ぜひ作成前に押さえておきましょう。
インク内蔵印(インク浸透印)は不可
インク内蔵印(インク浸透印)とは、俗にいう『シヤチハタ』のことです。
『シヤチハタ』というのは印章やスタンプを製造するメーカーの会社名なので、正式名称ではありません。『エックススタンパー』というのが正式名称で、家庭用からビジネス用までさまざまな商品がたくさん流通しています。
インク内蔵印は朱肉がいらないこと、連続して押印できることなどから非常に便利ではありますが、届出用紙や履歴書には使用できません。
その理由は多くの同じ商品が多数流通しているからです。また、印鑑面がゴムでできているため、経年劣化があるということも考慮されています。最近では100円ショップなどでも売られているので、手軽に入手できますが、履歴書の印鑑としてはNGです。
二重・はみ出し・かすれなどはNG
印鑑を押印するときに注意したいのは、印鑑をきれいに押すことです。
- 二重になる(押し直しやずれ)
- 押印欄からはみ出してしまう
- かすれる(朱肉がきちんと付いていない)
など鮮明に押印できなかった場合は、その履歴書を提出することは避けましょう。印鑑を押し慣れていないと、どうしても力の加減や朱肉の付け方などがうまくできないことがあります。メモ用紙などで試し押しを行ってから、履歴書に押印すようにしてください。
押印マットを使おう
押印マットとは、印鑑を押印するときに鮮明に押すことができるよう紙の下に敷くゴム製のマットのことです。机の上などで紙に直接押印すると、かすれやにじみ・二重などが起こりやすくなります。しかしこの押印マットがあれば、押印のミスが格段に減ります。100円ショップなどでも販売されているので、1つ持っておくと便利でしょう。
朱肉の状態を確認しよう
比較的どの家庭にも朱肉は置いてありますが、購入してから時間のたっているものはインクが少なくなっていたり、乾燥してしまっている場合もあります。履歴書に押印する前に、必ず朱肉の状態を確認しましょう。
近年では速乾タイプというすぐに乾く朱肉も販売されています。速乾タイプであれば、印影のにじみやほかの書類への写りなども気になりません。新しく購入する際には、速乾タイプをおすすめします。