履歴書を準備しようとするとき、市販の履歴書に2つのサイズがあって悩んでしまうことはないでしょうか？ 応募する企業側から指定がなければ、自分で履歴書を準備することになります。B5サイズ・A4サイズ、2つの種類にはどんな特徴があり、それぞれどのような内容になっているのでしょうか。
この記事では、自分に合った履歴書選びができるよう、履歴書のサイズに関する情報をまとめました。ぜひ、就職活動の際にご参考にしてください。
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もくじ
履歴書のサイズは2種類ある
履歴書には、B5とA4の2種類があります。応募する企業側から指定がある場合はその様式に準じるのがルールですが、指定がない場合はどちらのサイズを使用しても構いません。ただし、それぞれどのような特徴があるのかを知り、自分が使うべき履歴書はどちらなのかを見極めましょう。
情報を多く盛り込むならA4
1990年代から多く使われるようになったA4サイズの履歴書。A4サイズは、A3の紙が二つ折りになったものです。現在は公的書類などでも国際規格としてA版が使われるようになっているので、よりスタンダードなサイズと言えるでしょう。
新卒だけでなく、転職者が多く利用する職務経歴書はA4サイズです。そのため、「A4サイズに大きさを統一すると見やすい」という理由で、転職者の方はA4サイズを使用することが多いと言います。
【A4サイズの履歴書の特徴】
- スペースが大きく取られているため、多くの情報を書き込むことができる。
- エージェントサービスや人材紹介などを利用する場合は、ほとんどA4サイズが使用される。
- 職務経歴書やエントリーシートなど、一緒に提出するほかの書類とサイズを統一できる。
- アピールする内容が多い人・正社員として応募する人におすすめ。
少ない情報でも書きやすいB5
1980年代までは、履歴書といえばB5サイズが一般的でした。現在でも、B5サイズの履歴書はコンビニエンスストアなどで販売されています。B5サイズは、B4の紙が二つ折りになったものです。A4サイズよりも小さく、全体的にコンパクトな様式になっています。アルバイト・パートの応募など、「書くことが少ないので、A4版ではスカスカになってしまう」という人が使用することが多いです。
【B5サイズの履歴書の特徴】
- 特技・趣味・自己PRなどの記入欄が限られている。
- 比較的いろいろな所で販売されている。
- 職歴の少ない人・アルバイトやパートへの応募・長文を書くのが苦手な人におすすめ。
履歴書のパターンはさまざま！どれを選ぶ？
履歴書の大きさはA4とB5の2種類ですが、その様式はさまざまです。応募する雇用形態により合っている様式を選ぶことで、履歴書の印象がグンと変わります。ここでは、主に使われることの多い3つの様式をご紹介します。
JIS規格の履歴書
履歴書にはさまざまな様式がありますが、標準として定められているのはJIS規格（日本工業規格）の書式です。
- 履歴書そのものの大きさや文字のフォント
- 罫線のサイズ
などの基準となるものが一定であるように作られたものです。このJIS規格の履歴書の特徴は、2つあります。
- 学歴・職歴欄が多い
- フリースペースが小さい
そのため、JIS規格の履歴書がおすすめなのは社会人歴が長い人となるでしょう。転職経験がある場合などは、JIS規格の履歴書が最適です。新卒の就活生には、少々アピールできる部分が少ないかもしれません。
転職者用
転職者用の様式もあります。履歴書のタイトルに「転職者用」と書かれた履歴書を見たことはないでしょうか。転職者用の履歴書の特徴は、職務経歴書が付いていることです。なかには、前職の退職理由を書けるタイプのものもあります。
転職者用の履歴書は、転職回数が多い人や職務経歴書を一緒に提出したい人、前職の職務内容をアピールしたい人におすすめです。この様式の履歴書にもいくつかのパターンがありますので、自分が何をアピールしたいのかを考え、用途に合ったものを選択してください。
パート・アルバイト用
雇用形態が正社員ではなく、パートやアルバイトを希望する人向けの履歴書もあります。特徴は、以下の2つです。
- 勤務を希望する曜日や時間を記入できる欄がある
- 学歴・職歴欄が小さい
パートやアルバイトは正社員とは異なり、週〇日・1日〇時間といった雇用形態となるため、予め自分の希望が書き込めるようになっているのは非常に使いやすいメリットでしょう。大きさはA4・B5の2種類がありますが、特にどちらを使わなくてはいけないという決まりはありません。
最も簡素化された履歴書は、A4の片面タイプです。職歴のあまりない人や、自己アピールが苦手な人にはおすすめです。
