新卒・第二新卒の就職活動では、多くの人はたくさんの企業に応募します。それぞれに履歴書やエントリーシートを書くという作業が発生しますが、「この会社には何を書いたらいいのか分からない!」と頭を抱えてしまう人もいるのではないでしょうか。紋切り型の表現にならないためには、「企業と自分がどうマッチングできるのか」を考えていくことが大切です。ポイントをまとめました。
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もくじ
履歴書・ESの志望動機が分からない人向け書き方
「志望動機に何を書いたらいいのか分からない……」と悩む人は、普段いきなり記入欄に文章を書き始めてはいないでしょうか。相手に伝わる文章を書くためには、まずは素材集めをする必要があります。
いきなり書き始めない!まずは箇条書き
素材集めというと分かりにくいかもしれません。文章を構成するためのキーワードのようなものを見つけていく必要があります。キーワードを出し切ったら、それらが論理的な文章としてつながるように構成します。作文を始めるのはその後にしましょう。
キーワードと言っても、人にびっくりされたり感心されたりするような斬新なアイデアが必要なわけでもありません。自分自身について、求人内容の気になる点について、箇条書きをしていきましょう。
「必要とされる人材である」ことをアピールする
志望動機が重要な理由をあらためて考えてみましょう。それは応募先の企業に採用されるための判断材料になるからです。ではどうして企業は志望動機を判断材料とするのでしょうか? 志望動機によって、応募者がどのくらい意欲を持って働いてくれるのか、組織になじんでくれるのか、貢献してくれるのかを測ることができると考えられているからです。
つまり、志望動機に必要なのは「私は御社の役に立てますよ」というアピールです。そのアピール内容を具体的にし、説得力を持たせるためのキーワード探しが大切なのです。
① 求人内容を精査してみよう
それでは志望動機を書くための素材・キーワード探しをしていきましょう。順を追って解説していきます。まずは手元にある求人内容をもう一度しっかり見てみましょう。ここからは求人内容を具体的に考える題材として、株式会社村田製作所の新卒採用ページを参照します。自社のリクルートサイトをていねいに作っている会社なので、考える材料がたくさん見つかります。
どのような職種があるのかしっかり把握しよう
就職の方向性を考えるときに、大まかに「金融業界」「メーカー」というふうに業界を決めたり、「総合職か一般職か」「転勤が嫌だからエリア総合職も」などと職種を限定して求人を検索してみたりする人は少なくありません。
しかし、具体的な職務内容は企業によって異なります。「バリバリ働きたい!」という気持ちが強い人も、「事務方ならどの会社でもそんなに仕事内容は変わらないよね?」と思っている人も、応募する企業の職務内容を今一度確認してみてください。
村田製作所は総合職と一般職を分けて募集しています。なかでも、総合職の職務内容は以下のように分かれます。
技術系(250名程度) |
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事務系(40名程度) |
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(募集要項・待遇(総合職)|新卒採用|村田製作所より筆者作成)
「技術系は理工系の院を出た人が採用されるよね。自分は文系だから事務系かなあ」などと考えている人もいるでしょう。しかし、よく見てみると「知的財産/特許」「IE (生産ライン設計改善)」など、技術系・事務系に共通する職務もあることが分かります。
これらは具体的にどのような仕事なのか、想像がつくでしょうか。いまいち想像ができないな、と思ったら調べてみましょう。調べても分からない、分からないけれど興味を惹かれる、そのような職務は説明会などで質問をするネタになります。ぜひメモしておいてください。
参考
人材像について書かれている言葉をピックアップしてみよう
職種を見て具体的な職務内容について考えました。現時点では分かるところと分からないところが混在していると思います。その段階でヒントになるのが「企業の求める人材像」です。
われわれが求める人材像の第一は、自らの考えに基づいて、行動を起こすことができる人。
自分の中で夢や目標を強く意識していることは、企業人として必要なことですが、ただ思い描いているだけでは意味がありません。自らの夢や目標に向けて、主体的に行動し、必要な決断を行い、その結果を真摯に振り返って次のアクションに生かすことができる人財には大きな価値を認めています。
第二に、異なる環境や人々の中に恐れずに飛び込んでいくことができる人。
ムラタでは、職種を問わず、多種多様な人々に対して、自分から積極的にコミュニケーションを図れる力が必要不可欠となります。
(引用元:求める人材像|採用情報 村田製作所)
村田製作所は非常に具体的な人材像を描いているので、求職者としてはとても参考になります。人材像の中に自分と一致しているところはあったでしょうか。また、「ここは自分に当てはまらないな」と思うところはあったでしょうか。