初めて就職活動に取り組む学生のみなさんは、「いつから」「何に」手をつけたらいいか分からない方が多いのではないでしょうか。そこで当記事では2020年新卒の方に向けて、具体的な就活スケジュールをご紹介します。また、2020年卒の採用スケジュールの傾向や就活攻略ポイントも解説します。
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もくじ
2021年卒の採用スケジュールの傾向
2021年卒とは学校等を2022年3月に卒業・修了見込みの学生が対象です。2021年卒の採用スケジュールには従来と異なる3つの傾向がみられます。
ダイレクトソーシングの活用が増える
ダイレクトソーシングとは、企業が採用したい学生と個別のコミュニケーションを取る「攻め」の採用方法です。ダイレクトソーシングの代表例として逆求人サイトを活用する方法や、リファラル採用(縁故採用)があります。
2018年から2019年にかけてダイレクトソーシングを活用している会社比率は全体で8ポイント増加しています。
参考
「2019年新卒採用動向調査」結果報告 vol.2 意見が割れる2021年卒スケジュール|HR総研
就職活動というと、入社希望の学生からの応募を受け付けて集団で会社説明会を開催する「待ち」の採用方法が主流です。しかし近年、自社の求める人材のみを企業自らが選別する傾向が見られます。
経団連が「企業による採用活動」の指針を廃止
従来、企業の採用活動スケジュールである「就活ルール」を策定してきた一般社団法人 日本経済団体連合会は2020年卒の就活ルールの指針を廃止しました。
これにより政府が主導で就活ルールを定めることになりましたが、政府は学生や経済界の諸事情を勘案して2022卒まで従来の就活ルールに変更はないという方針を決めています。
そのため、2021年卒の就活ルールは次の通り行われます。
就職・採用活動の日程 | 内容 |
2020年3月1日 | 広報開始 |
2020年6月1日 | 選考開始 |
2020年10月1日 | 正式な内定出し開始 |
2021年4月1日 | 新卒入社 |
インターンシップのピークは2月
2020年卒採用に向けてのインターンシップの実施を予定している企業は、インターンの受け入れを学校が夏休みに入る8月が58%、春休みに入る2月が59%に行うとしています。
インターンシップを8月に実施する場合、約2ヶ月前の6月にインターンシップ告知と受付を開始することになります。しかし、企業にとって6月は就職選考活動を開始するため、採用コストがかかる時期でもあります。
そのため、就活ルールが変更されない限り、今後インターンシップ実施のピークは2月に移行すると見込まれています。
2021年卒のスケジュールを具体的に見てみよう
卒業・修了見込み年度前年が開始した時から就職に向けて動き始める必要があります。つまり、4年制大学生は大学3年生の4月から就職活動の準備を始めます。
就職活動の最終目的は、「自身の価値観に合った企業に内定をもらうこと」です。そこで具体的な就職活動の流れを知っておきましょう。
【2020年4月】自己分析
就職活動では「どのような仕事で自分の才能を発揮し、企業に貢献できるか」を応募企業の人事担当者に分かりやすく説明する準備が必要です。そこで、自身の行動特性や仕事選びの軸を明確に把握するために、自己分析を行いましょう。
自己分析の目的や方法についての詳細は、下記参考をご覧ください。
https://cocoiro.me/career/article/104290
【2020年4月】業界研究・企業研究
自己分析に続いて、業界研究を行いましょう。まずは「自身がどんな業界で働きたいか」を知るためにまずはさまざまな業界を俯瞰(ふかん)で捉えて知識を得ましょう。その後「自身に合う業界はどれか」を絞っていきます。
志望する業界を絞ることができたら、自身の価値観に合う企業を見つけるために企業研究を行います。企業の特徴や同業界での位置づけ、他社との違いを知ることで、プレエントリーやインターンシップに参加する企業を選びましょう。
業界研究や企業研究の目的や方法は下記参考をご覧ください。
参考
このポイントを押さえよう! 就活に役立つ企業研究のやり方|リクナビ2021
【2020年4月】OB・OG訪問
興味のある業界や、働きたい企業を複数社に絞ったら、実際にその業界や企業で働いている先輩方を訪問してみましょう。現場で働く人だからこそ分かる実際の業務内容や職場の雰囲気などを質問できるので、「自分の価値観との合致度」を深く知ることができます。
訪問できるOB・OGの探し方やアポイントの取り方、訪問当日のマナーについては下記参考をご覧ください。
参考
【2020年6月】インターンシップのエントリー・参加
インターンシップに参加することで学生は、自己分析や業界・企業研究によって得た認識を再確認することができます。一方企業側は、応募学生の自社への志望度の高さや仕事に合った能力があるかどうかを本選考前に予め評価することができます。
そのため、インターンシップへの参加は、就職活動の本選考の合否に影響する可能性が高いのが一般的です。また、インターン経験は職務経歴としてアピール材料にもなりますので、志望企業の内定を勝ち取りたい方は、積極的にインターンシップに参加すると良いでしょう。
【2021年3月】採用情報公開
政府の指針として卒業・修了年度前年の3月1日に採用広報活動が解禁となります。いよいよ本格的な就職活動の開始です。
【2021年3月】企業エントリー・説明会への参加
採用情報が公開されると同時に、企業はプレエントリーの受け付けを開始します。プレエントリーを行うと会社説明会の案内や採用情報、資料を得ることができます。企業によって採用方法が異なるため、応募企業が複数社ある場合は、就職活動のスケジュール管理が必須です。
当記事の「スケジュール決定のチェックポイント」を活用して、しっかりと対策を取りましょう。
【2021年3月】エントリーシート提出
エントリーシートは履歴書とは異なり、企業が知りたい学生の人柄・個性を知るための採用選考書類です。企業によって求める人材が異なるため、当然エントリーシートで尋ねられる質問内容も異なります。
エントリーシートの提出は、複数社が集まる合同説明会では後日に提出を求められるのが一般的です。しかし、一社による単独説明会では筆記試験やエントリーシート提出をその場で行われる場合もあります。
1年間かけて取り組んだ就職活動準の成果を、エントリーシートで余すところなくアピールしましょう。
【2021年6月】選考・面接
政府の指針として卒業・修了年度の6月1日に採用選考活動が解禁となります。近年では書類選考や面接以外にも、筆記試験やグループ選考を行う企業が増えています。
それぞれの選考過程は、企業が人材評価に必要と考えて実施するものです。応募する企業ごとに対策を練りましょう。