2021年卒就活の攻略ポイントとは?
2021年卒の就職活動の攻略ポイントを株式会社ディスコの2020年卒6月1日時点の就職活動調査から分析してみましょう。
就活の準備は2020年2月までに
2021年卒の就活ルールでは2020年3月1日に採用広報が解禁になると、エントリーの受付を開始します。そのため、就職活動ではエントリーを1人当たり20社以上行うため、複数企業のそれぞれの特徴に合った志望動機や自己PRの方法を事前に練っておきましょう。
また、本命企業・業界にインターンシップに参加し関係性を築いたり、就活サイトへの登録を行うなど、企業エントリー開始前にさまざまな布石を打っておくことが内定を勝ち取る上で重要です。
エントリーは幅広い企業に
2020年卒のエントリー社数の推移を見てみましょう。
3月(広報開始) | 23.1社 |
6月(選考開始) | 28.5社 |
エントリー期間内で追加した応募社数 | 5.4社 |
(2020年卒 6 月 1 日時点の就職活動調査 |キャリタス就活2020、P4 より筆者作成)
3月にエントリーを受け付けた企業の大半が4月までにエントリーシートの選考結果を通知します。しかし、2020年卒の学生はエントリー受付期間内で追加した応募社数が5.4社と少ないことから、就職活動序盤に大手や本命企業・業界にエントリーを絞り、新たな関心を広げなかったことが分かります。
エントリーする企業・業界を最初から絞ってしまうと、序盤で内定が得られなかった場合のリスクヘッジができず、本命企業・業界の選考に余裕を持って臨めなくなる恐れがあります。
よって、新卒入社を目指すならば、就職活動の序盤から多くの企業・業種に幅広くエントリーを行うのがおすすめです。
入社希望の企業のチェックは入念に
多くの企業が政府主導の就活ルールよりも早い時期から選考活動を開始し、内定を出しているという現実があります。
選考解禁の2019年6月1日時点ですでに内定をもらっている学生は71.1%もいました。そのうち、就職先を決定した学生は54.6%でした。つまり早期から採用選考を行う企業とそれに参加する学生がいるということです。
そのため政府の就活ルールを全てと考えずに、入社希望の企業の採用選考動向は早いうちから入念にチェックしておくようにしましょう。
あなたは大丈夫?スケジュール決定のチェックポイント
就職活動は20社以上の応募企業へのエントリーを行い、結果通知の中から選考・面接に参加する企業を選ばなければなりません。そこで、押さえておくべきポイントは次の4点です。
- 情報公開・エントリーの受付期間
- 会社説明会の開始月
- 選考時期と選考回数
- 内定スタートの時期
日程が被らないように綿密にスケジュールを組みましょう。
まとめ
初めて就職活動に取り組む学生のみなさんは、何から手をつけてよいのか不安でしょう。その不安を払拭するポイントは「実際に動いてみる」ことです。就職活動において情報戦を制することは非常に重要ではありますが、実態を知るためには足で動いて目で見るのが一番なのです。
百聞は一見にしかず。
みなさんが幸ある春を迎えられることをお祈り申し上げます。
参考
「就活ルール」維持、22年春入社も6月から 政府方針|日本経済新聞
2021年卒就活スケジュール完全攻略法|キャリタス就活2021
【2020年卒】新卒採用スケジュールと今後の採用活動の動向をご紹介|BizHint(ビズヒント)
2020 年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方|就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議
これを知らないと大惨事⁉業界別インターンと内定の関係性|ONE CAREER