漢検準2級のレベルはどれくらい?おすすめ勉強法・問題集もご紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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漢検準2級のレベルは、高校在学程度とされています。日本の教育課程では、高校卒業までに常用漢字の2,136字を学習します。つまり、漢検準2級は、常用漢字を完全に使いこなせる一歩手前のレベルにあると言うことができるでしょう。今回の記事では、漢検準2級に合格するために、レベルと出題範囲、おすすめ勉強法と問題集をご紹介します。

漢検準2級のレベルと合格率

漢検準2級のレベルは、高校在学程度で、漢字数にすると1,940字です。これらの漢字を理解し、文章の中で適切に使うことができるかどうかが問われます。

合格率は、ここ4年間では28~38%台で推移しています。おおよそ30%前後と考えられるでしょう。受検者数は、毎試験10万人前後で、漢検3級に次ぐ受検者数を誇る人気の級です。

開催年度 受検者数 合格者数 合格率
2019年度第1回 92,894人 26,956人 29.0%
2018年度第1回 101,116人 32,129人 31.8%
2018年度第2回 99,575人 32,840人 33.0%
2018年度第3回 91,991人 28,549人 31.0%
2017年度第1回 106,682人 35,488人 33.3%
2017年度第2回 107,699人 41,499人 38.5%
2017年度第3回 98,942人 32,956人 33.3%
2016年度第1回 109,478人 30,731人 28.1%
2016年度第2回 108,344人 34,800人 32.1%
2016年度第3回 101,318人 35,859人 35.4%

参考

平成31年度受験データ|日本漢字能力検定協会

平成30年度受検データ|日本漢字能力検定協会

平成29年度受験データ|日本漢字能力検定協会

平成28年度受検データ|日本漢字能力検定協会

採点基準と合格基準|日本漢字能力検定協会

各級の出題内容と審査基準|日本漢字能力検定協会

漢検準2級の出題範囲

漢検準2級は、9の大問から構成されています。漢字の読み取りと書き取りの問題数がそれぞれ30問ずつと多くなっています。配点は、読み取りが各1点で合計30点、書き取りが各2点で、合計60点。配点のボリュームとしては、書き取りが非常に高いことが分かります。

問題形式 配点・問題数 例題
読み取り 1×30 捜査

備忘録

渓谷

賃貸

手狭

部首選択 1×10

熟語の構成 2×10 熟語の構成の5つの種類のうちのどれに当てはまるか選択する
・同じような意味の漢字を重ねたもの(岩石)
・反対または対応の意味を表す字を重ねたもの(高低)
・上の字が下の字を修飾しているもの(洋画)
・下の字が上の字の目的語・補語になっているもの(着席)
・上の字が下の字の意味を打ち消しているもの(非常)
禍福検疫旋回

往還

殉難

四字熟語 2×10 前□有望

大胆不□

平□無事

□善懲悪

妙計□策

2×5 意味に当てはまる四字熟語を選択する
・意表をつく優れたはかりごと。
対義語
類義語
2×10 対義語・類義語を選択肢(ひらがな)から選び漢字にして解答する

冷静⇔

絶滅⇔

蓄積⇔

懇切-

技量-

書き取り 2×10 遠カクの地に赴任する。

質問がカク心に触れる。

誤字訂正 2×5 カメラに映った人間の歩き方を分責し個人を特定する技術が開発された。
書き取り 2×5 後日クワシクお知らせします。

予算が年々フクランでいる。

書き取り 2×25 青くトウメイな南の海に潜る。

議会はフンキュウの度を深めた。

長いロウカを通り抜ける。

火は隣のムネに及んだ。

話し合いは時間のロウヒに終わった。

平成30年度第1回検定|日本漢字能力検定協会 より筆者作成)