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高校中級程度が難易度の目安とされている英検準2級。面接試験では、読むことになる文章の単語数、説明を求められるイラストの枚数ともに増加し、短時間で英文の情報を処理して理解する力が求められます。英語が得意な子供でも「自分の意見を述べる」ことには不安を覚えるのではないでしょうか。面接対策について解説します。
英検準2級の面接はこう行われる!
「これまで英検は受けてこなかったけど、高校入試前に腕試しに受けてみよう」という子供もいるかもしれません。英検を受けることがそもそも初めてである、という人のために、面接試験を受ける際の流れをご紹介します。
入室〜試験開始
準2級の面接は個室の面接室で行われます。まずは係員の指示に従って待機し、順番が来るのを待ちます。
控え室では最初に「面接カード」に記入します。これは受験票のようなもので、裏が採点用紙になっています。これを面接委員に渡して採点してもらいます。保護者は子供が面接カードに記入するときまで、子供に付き添うことができます。
面接カードを記入し終わったら、保護者は保護者専用の控え室に移動します。子供はそのまま控え室で待機します。
面接室に入室してからのやりとりは全て英語で行われます。面接カードを面接委員に渡し、氏名や受験する級などの確認をします。ここまで済んだらいよいよ問題が始まるのです。
「問題カード」を使う問題
準2級の面接は「問題カード」を使う問題と、使わない問題に分かれます。問題カードを使うものから試験が始まります。
問題カードとは「A、B」2枚のイラストと英語の文章が書かれたものです。このイラストと文章にまつわる問題が出題されます。最初に文章を20秒間、黙読するように指示が出ます。続いて、問題カードにある文章を音読するように指示が出ます。タイトルから全て口に出して読みましょう。
音読が終わると質問が始まります。問題カードを使う問題は以下の3種類です。
- 文章についての質問
- イラストAについての質問
- イラストBについての質問
それぞれの質問に答えるときは問題カードを見ながら答えることができます。
問題カードを使わない問題
3つの質問が終わったら、問題カードを裏返し、自分からは見えないようにするよう求められます。続いては問題カードを使わない問題に移ります。問題カードを使わない問題は2つ。これまでの設問に関係のある質問がされるほか、受験カードとは関係なく、受験者自身にまつわる質問が出される傾向があります。
試験終了〜退室
5つの質問に答え終わったら面接終了です。面接時間は10分ほどなので、始まったらあっという間に終わるという印象を受けるかもしれません。
面接終了時に問題カードを返却するよう、係から促されます。同じ問題が後続の受験者にも使われるので、必ず返却して退室するようにしましょう。
面接終了後はもともといた控え室に戻ることはできません。忘れ物などがないように気をつけてください。
参考