レポートに写真や図を入れるには?画像を引用する際の方法と注意点 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


Warning: Undefined variable $beforeIndex in /home/sekaisha/cocoiro.me/public_html/wp-content/themes/cocoirocareer/functions.php on line 1003

レポートを書くときに、写真をどのように入れるか悩んだことはないでしょうか。「著作権は大丈夫か?」「写真引用の表記はどのように書くか?」など、特に初めてレポートを書く人にとっては心配なものです。当記事では、レポートに写真や図を引用するときに気をつけたいことや引用の方法について紹介します。

レポートに写真や図表を使うメリット

レポートに写真を入れることで読み手の興味を引き、内容も格段に伝わりやすくなります。レポートは文章で説明するのが基本ですが、文章だけでは説明しにくい部分やより分かりやすい説明を必要とする箇所に写真を入れると効果的です。また、実験や調査の結果や既存のデータを示す場合に、図表を引用することにより視覚的に表現することができます。

 

写真や図表を使う際の注意点

インターネットなどに掲載されている他人が撮った写真をレポートなどに許可なく利用することは基本的に違法とされています。ここでは、レポートに写真を使う際の注意点について詳しく見ていきましょう。

著作権とは?

人が独自に創り出した写真などの表現物を「著作物」と言います。著作物を作った人は「著作者」と呼ばれます。著作物が他人に無断で利用されたり転載されたりするのを防ぐために、著作者を法的に守る権利が「著作権」です。著作権のある写真を無断で転載または利用すると「著作権侵害」にあたり違法になるので注意が必要です。

写真の「引用」の条件は?

著作権の「引用」という条件を満たせば、レポートに写真などの著作物を許可なく利用することができます。それでは、引用に関する具体的な5つの条件を紹介します。

主従関係がはっきりしている

レポートに写真を載せる場合は「主従関係」を明確にしなければなりません。つまり自分で書いたレポートの部分がメインで、引用部分は補足という関係が成り立っていなければならないということです。引用する写真の量が多くなってしまうとこの主従関係が逆転してしまい、著作権の引用の条件を満たせなくなります。他人の写真ばかりをレポートに貼り付けてオリジナル部分は補足説明のみ、といったレポートは著作権侵害となるので気をつけましょう。

引用部分とそれ以外が区別されている

レポートに写真などの著作物を転載する場合、自分で作成した部分と引用部分をはっきりと区別する必要があります。他人の写真をあたかも自分が撮ったようにレポートに載せてはいけないということです。写真の場合は枠で囲むなどして、引用部分が一目で分かるようにする必要があります。

引用するだけの必要性がある

著作物を引用する際は、その著作物を引用しなければ説明できない状況であることが必須です。レポートにおいて、自分の主張を正当化するためにその著作物が必要である場合にのみ引用が認められます。例えば、ある動物の視覚的特徴について説明する場合、その特徴がどのようなものか読み手に詳しく伝えるためには動物の画像の引用が必要であると判断されます。一方で、ある本の批評についてレポートを作成する場合、その本の文章の引用は必要と認められますが、本の表紙の画像は引用しなくても批評は成立するため引用は認められないと考えられます。

著作物の出典を明示する

引用されている著作物がどこからの情報なのか、ということをはっきりと記載する必要があります。情報を公開する方法により出典の記載方法は異なりますが、一般的には引用箇所に「注」をつけ、近いところに著作者名、書名、雑誌名、ページなどを表示します。詳しくは後の「写真の引用方法」で説明します。

改変しない

著作物を引用する際は、自分で手を加えずにそのまま利用することが条件となります。写真を編集するなどして元と違った形でレポートに利用することは「改変」とされ、著作権侵害となるので気をつけましょう。写真を引用する際は、オリジナルをそのまま貼り付けるようにしてください。

写真の引用方法

次に、レポートに写真などの著作物を利用する方法を詳しく解説します。

引用はオリジナルの資料から

写真を引用するときは、必ず元となるオリジナルのものを引用するようにしましょう。すでに他人が引用したものを引用すると「孫引き」となり、違法となる可能性も出てきます。他人が著作物を合法的に引用できていなかった場合、孫引きした人も違法と見なされるので注意が必要です。必ずオリジナルの写真を探し、そこから引用するようにしてください。

引用部分を区別する

引用した写真を明確にするためには以下の方法があります。

  • 枠で囲む
  • 背景色を変える
  • リンクをつける
  • 出典元を写真の近くに明示する

レポートの中のどの部分が引用であるか、読み手が一目で分かるようにしましょう。

「出典」を記載する

著作物として写真を引用する場合、その写真がどこからきたものかを「出典」として写真のすぐ近くに記載する必要があります。記載方法は出典元により異なります。出典元別に記載内容をまとめましたので、参考にしてください。

論文の場合

  • 著者名
  • 『書名』
  • 出版社
  • 出版年
  • 該当ページ

(引用元:「出典」の意味とは?使い方・書き方や「引用」との違いも解説|TRANS.Biz

新聞・雑誌の場合

  • 著者名
  • 論文や記事の「タイトル」
  • 『雑誌名』
  • 号数
  • 発行年月
  • 該当ページ

(引用元:「出典」の意味とは?使い方・書き方や「引用」との違いも解説|TRANS.Biz

ウェブサイトの場合

  • 著者名
  • ウェブページのタイトル
  • URL
  • 最終アクセスの年月日

(引用元:「出典」の意味とは?使い方・書き方や「引用」との違いも解説|TRANS.Biz