「引用」しなくてもいい写真とは?
写真を引用としてレポートに利用するのは、その写真が著作物であることが前提です。もし利用したい写真が著作物として保護されていなければ、引用の条件を検討せずにレポートに転載することができます。以下のようなものは著作物に該当せず、引用の条件を満たさなくても合法的にレポートなどに利用することができます。
【著作物にあたらない場合】
①ありふれた表現や題名、ごく短い文章
②歴史的事実やデータ
③事実の伝達にすぎない時事報道など
④プログラム言語やアルゴリズム(解法)
⑤法律、通達、裁判所の判決など
⑥著作者の死後50年以上経過した著作物
⑦公表後70年を経過した映画の著作物
⑧アイデア
⑨実用品のデザインなど
(引用元:著作権の引用とは?画像や文章を転載する際の5つの条件・ルール|TOP COURT)
まとめ
レポートに写真を利用する際の注意点や書き方などについて紹介しました。レポートに写真を引用することで、読み手の視覚的な理解が深まり質のいいレポートに仕上がるので、必要であれば積極的に写真を利用しましょう。ただし、著作権を侵害してしまった場合、民事上または刑事上ペナルティを受ける場合もあるので注意が必要です。「引用」のルールを守り、正しい方法でレポートに写真を活用してみてください。
参考
山口裕之(2013年)『コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ』新曜社
レポートや論文での「出典」の書き方|図やWebからの引用の場合|Tap-biz