英検4級の単語難易度と勉強方法。まずはしっかり英語慣れしよう - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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英検4級は大人になってから受験する人もいる一方で、小学生のうちから挑戦する子供も少なくありません。小学生の場合、学校で取り組む英語の勉強だけではもちろん範囲をカバーすることはできません。では、英検4級に合格するには、いったいどの程度単語を覚えていればいいのでしょうか。単語数の目安や勉強方法について紹介します。

英検4級の単語はどんな難易度?

英検4級ではどのくらいの単語数を覚えておけばいいのでしょうか。「1日○単語覚える!」というような目標を掲げる人もいるようですが、まずはだいたいの範囲と合格ラインを知っておきましょう。

約1,280語と言われている

英検4級で必要な単語は最大1,280語と言われています。ただしこれは英検の問題全体で出てくる可能性のある単語数なので、実際に覚える単語数はこれよりも少なくても大丈夫でしょう。

学研が出版している『ランク順』単語帳シリーズでは、4級の収録単語数は730語となっています。700語程度では全体の1,280語から比べると少なすぎるのでは? と思われるかもしれませんが、このくらいの語彙力を持っていれば合格できるという理由で単語数が選ばれています。まずは単語帳に載っている単語数を目標に勉強してみましょう。

参考

【たった5分でできる英検4級単語テスト】レベル診断と学習アドバイス付き! | ESL club

英検ランク順『ランク順英検4級英単語730』 | 学研出版サイト

中学中級程度。2年生の最後までカバーすればベスト

英検4級で、求められている英語のレベルは「中学中級程度」です。5級が「中学初級程度」、3級が「中学卒業程度」ですから、4級は中学2年生の最後までカバーできていればベストだと考えられます。

参考

各級の目安 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

勉強を始める前に!子供は英語にしっかり慣れている?

国語・算数などと違い、英語はほかの国の言語です。大人でも英語の学習に戸惑う人はいますが、まだ言葉の基礎がそこまで固まっていない子供にとっては、より学習が難しく感じられることもあります。受験日までにこつこつと勉強を続けるためにも、まずは子供が英語に慣れるための時間をしっかり作ってあげましょう。

アルファベットはOK?ちゃんと読み書きできている?

英検4級を小学生が受験することも珍しくありません。5級から始めて4級にたどり着く子供もいれば、初めての英検が4級という子供もいるでしょう。初めての英検で4級を受験する子供は、まず英語に慣れるための作業を怠らないようにするといいでしょう。

小学生は学校でもアルファベットや基礎的な英語については勉強しますが、中学校と比べると学習量は少なくなります。ある程度まではできるのに途中でつまずく、単語がなかなか覚えられないという場合には、まずアルファベットを書いたり読んだりする練習に戻って勉強を始めた方がいいかもしれません。

遠回りな方法に思えるかもしれませんが、自信がないまま先に進んでしまうと子供にとって精神的な負担にもなってしまうかもしれません。着実にできるところから進めていくようにしましょう。

マークシート式と侮るなかれ。読み間違いなどに要注意

英検4級までは、筆記試験は全てマークシート方式です。そのため英語を読む練習はしていても、書く練習はあまりしていないという子供もいるかもしれません。

しかし英単語は、1文字違うだけで意味が変わってきます。「piece」と「peace」などが分かりやすいでしょう。読み間違いや、覚え間違いによる誤答を防ぐためにはしっかりとスペルを覚えておく必要があります。普段読んで覚えるだけの勉強法をしている子供にも、たまに英語を書く練習をさせるといいでしょう。

単語の勉強方法

英語の勉強の中でも、単語の勉強は取っつきやすいものです。隙間時間なども利用して学習を進めていきましょう。

単語は書いて覚えよう。単語帳を活用する

英語を学習し始めてまだ間もない子供は、できるだけ英語を自分で書き、覚える時間を取りましょう。英検4級におすすめの単語帳を紹介していきます。

邪道と言われるかもしれませんが、こちらの単語帳の決め手は「カタカナのルビがあること」です。

英語を習いたてのうちは、正しい発音記号やアクセントはそれほど重要ではないので、カタカナに頼ってもいいかと思ってます。

(引用元:【アプリ対応】英検4級 英単語 730 英検ランク順 (学研英検シリーズ) | Amazon

10月の英検で小学2年生の長男が英検5級に合格しました。準備期間6ヶ月で90点超えのまずまずの得点でした。その際に英単語を覚えるのに、このでる順パス単を用いました。無料でダウンロードできる音声を聞きながら、このでる順パス単を周回しました。高校生や社会人が使う単語帳に比べると字は大きく、訳語も代表的なものに限って記載されているので小学生でも使いやすいと思いました。

(引用元:【音声アプリ対応】英検4級 でる順パス単 (旺文社英検書) | Amazon

4級で出る単語全てを網羅するには足りないですが、ここに出ている単語と過去問に出てきた単語を覚えて、小学生の娘は合格できました。満点とらないと合格できないわけではないので。カラーイラスト等、小学生にはとっつきやすいと思います。

(引用元:小学生のための英検4級 合格単語700 | Amazon

市販の単語帳を活用するのが便利です。上記3つの単語帳は使いやすさで人気のシリーズです。それぞれ細かい部分に差がありますので、一覧表にしました。

学研の『ランク順』シリーズ 旺文社の『でる順』シリーズ Jリサーチの『小学生』シリーズ
収録単語数 730 680 700
Kindle版 ×
音声データダウンロード機能
対応アプリ ×

【アプリ対応】英検4級 英単語 730 英検ランク順 (学研英検シリーズ) | Amazon,【音声アプリ対応】英検4級 でる順パス単 (旺文社英検書) | Amazon,小学生のための英検4級 合格単語700 | Amazon より筆者作成)

単語数を重視するのか、タブレットなどでも使えるKindle版を買うかなど、重視するポイントは家庭によって異なります。使いやすいものを選ぶようにしてみてください。

単語帳の多くは英単語を黒字、意味を赤字で印刷しています。これは赤い透明シートで覆って単語の意味を覚えるためです。

語彙を増やすのには良いのですが、英単語が赤、意味が黒だと日本語の単語から英単語を思い出す、英単語のスペルを覚えるという勉強ができなくなります。単語帳を見ながら手で書き出すという作業も一緒に行うとよりしっかりと覚えることができます。

可能であれば例文で覚える。リスニングアプリも使おう

単語を手で書いて覚えるというと、単語だけ10回繰り返して書くという漢字練習のようなやり方になりがちです。英語の場合はスペルはもちろん、その単語をどのように使うのかも記憶していく必要があります。

可能であれば単語帳に記載された例文を書き出して覚えるようにしましょう。時間はかかりますが英語の文法にも慣れやすくなりますし、複数形の変化や三単現の「s」などにも強くなります。

単語だけでなくイディオム・熟語も忘れずに

「学校に行く」は「go to school」というように、動詞+副詞の形をとる熟語が英語にはたくさんあります。また、同じ「to」を使ったものでも、「be ready to 〜」で「〜する準備ができる」というようなイディオムもあります。これらは単語を一つ一つ覚えているだけでは対応できません。

市販の単語帳の多くにはこのようなイディオム・熟語も掲載されていますので、忘れずに学習しましょう。これらも例文をまるごと覚えるようにすると間違えずに使えるようになります。