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小論文が苦手だという高校生は少なくありません。ほかの受験勉強はともかく、小論文だけはうまくいかないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
小論文には書き方にコツがあります。また評価する側が着目する点もきちんとあり、そのポイントを逃してしまうと評価されない文章になってしまいます。
この記事では、小論文の書き方とコツについてご紹介します。評価する側の着眼点についてもまとめましたので、「小論文が苦手」「なかなかうまくまとまらない」という悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
もくじ
大学受験の小論文・どう評価するの?
大学受験の科目に小論文がある場合、どのような点を評価しているのでしょうか? 評価する側が着目するポイントを3つご紹介します。
相手を納得させられるか
小論文の中で最も注目されるポイントは「相手を納得させることのできる論理的な内容になっているのか」ということです。
学校の作文では自分の体験したことや感じたことなどを書いてきましたが、小論文では、与えられたテーマについて「客観的に自分の意見を述べる」「ある情報に基づいて自分の考えを裏付ける」という一貫性が求められます。当然のことですが、あまりにも飛躍的に内容が飛んでしまったり、主観的になりすぎてしまうと減点の対象になります。
どのような意見や主張であったとしても、相手を「なるほど」と思わせる構成力と文章能力が必要になってくるのです。
正しい日本語を使うことができるか
大学側は、ある一定の国語の能力を持った学生を基準にします。きちんとした正しい日本語を使えないのは大きな減点ポイントとなります。課題の内容を的確に理解する力や、自分の考えを表すことのできる語彙の豊富さなどが大学生のレベルに相応しいかという点を見ています。
- 若者言葉といわれる造語
- 「ら」抜き言葉などの間違った言葉
- 本来の意味とは異なる意味で使われがちな言葉
などを使用してしまうと、語彙能力に疑問を持たれてしまうので注意が必要です。
オリジナリティがあるか
小論文を受験に取り入れている学校が何を見たいのか……それは画一的なテストだけでは図れない、その「人」のオリジナリティを知りたいからです。その人がどのような考えを持っているのかはテストでは分かりません。記述式の問題でも、文章をまとめる能力や自分の考えを適切に述べることのできる力をすべて見ることはできません。
小論文は受験勉強として準備するのが難しい部分ではありますが、日ごろから時事問題や希望する分野の情報などに関心を持ち、考える癖をつけることが大切です。