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ファンドマネージャーという職業をご存じでしょうか。年金に関するニュースが世間をにぎわせている中で、政府が推奨しているのが投資を通じた資産運用です。日本ではまだ個人で投資を活用している割合は低く、投資というと一種のギャンブルかのように感じている人もたくさんいるかもしれません。しかし、仮想通貨がブームになった際と同様に、興味を持っている人は増えてきているようです。
この記事では、ファンドマネージャーになる方法や収入、働き方などについて紹介します。
もくじ
ファンドマネージャーになるには?
ファンドマネージャーとは、厳密に言えば顧客から預かった資産運用を取り扱う責任者のことをさします。職業というよりは会社内でのポジションをさして「ファンドマネージャー」とするのが適切でしょう。
ファンドマネージャーは金融業界に所属する、資産運用の専門家です。個人のファンドマネージャーはほとんどおらず、金融会社、投資会社や信託銀行などに所属して仕事をしています。学歴や資格に決まりはありませんが、就業先の関係上、高卒で目指すのはなかなか難易度が高いでしょう。ファンドマネージャーを目指す場合には、大学進学を視野に入れておいた方がいいでしょう。
また、性別は関係ありません。国内では珍しいかもしれませんが、女性のファンドマネージャーが多く活躍している海外では、女性の方が向いているのではないかという声もあるそうです。
投資を専門に扱うファンドマネージャーは、これからどんどん需要が高まっていく仕事と言えそうです。AIに置き換えられてしまう仕事だという意見もありますが、株主の声や動きなど人間の心の動きをAIで予測を付けることは難しく、経営者達とコミュニケーションをとることでで経営が向上した例もあるように、人との結びつきが大切な職業でもあり、AIに取って代わることは当面ないかもしれません。
ファンドマネージャーの仕事内容
お客様に合った資産運用
ファンドマネージャーは顧客から預かった資産の運用計画を立て、その運用計画を実行に移していくのが仕事です。顧客の資産に合わない運用計画を立ててしまうと、当然顧客の資産は減ってしまいます。顧客が損をしないようにするのはもちろんのことですが、顧客が無理をしないように事前に運用計画の段階で話し合いを重ね、顧客のニーズと資金力をしっかりと把握しておかねばなりません。巨額の資金が動くことも珍しくない仕事ですので、強い責任感も必要になります。
海外で活躍できることも視野に入れた仕事
海外では資産運用をしている人、考えている人の割合は日本よりも大きいものです。また、投資先は国内よりも海外の会社の方が圧倒的に多くなります。外資系の会社で手広く資産運用を展開している会社に入社した場合、海外の顧客に対応したり、海外の情勢を把握するために現地に行くことも考えられます。また、海外支社がある会社もファンドマネージャーの所属している会社も多く、将来は海外で仕事をしてみたいという人には夢のある仕事です。